カラーバス効果と心理学で言われている
効果をご存知でしょうか?

これは、何かあるものを意識し始めると、
その関連情報も自然と目に留まり
やすくなる心理効果のことです。

例えば、何気なく街を歩いていたら
目に留まらないものでも、

待ち合わせの相手が黄色のコート
としっていた場合、必要以上に
黄色のコートが目に付くといった具合です。

そうすると、黒い帽子には
注意が向かなくなったりもします。

人は、平等に何でも見ているのでは
なく“見たいものを見ている”という
ことが良く分かります。

見るという能力は眼球の能力(眼球は
単なるレンズとセンサー)でなく、
認識・取捨選択する脳の力なので、

黄色のコートだけでなく、
美点にフォーカスしている人は、
人のいいところを良く見つけらます。

逆に人の粗捜し・欠点探しに関心の
ある人は、人の悪い所ばかりが見えます。

また、何かの障害に出くわした時に、
出来ない理由に焦点を当てる人は、
出来ない理由ばかり見つける名人になります。

逆に、出来る方法に焦点を当てる人は、
どんな難問であれ、何か試してみる方法
を見出すことができます。

そして、
同時に焦点を当てることは難しい。

例えるなら、
遠方に眼の焦点を合わせれば
眼の前すぐのものがボヤけて見えず、

眼の前3cm前に焦点を当てれば、
遠方がぼやけて見えないようなもの。

どこに焦点を当てるか?
これは、意識して取り組めば
後天的に修正することができます。

性格のせいなどにして、可能性に
フタをするのは勿体ないです。

肉眼でも心眼(ものの観方・捉え方)
でも同時に二つのものが見られない
のならば、自分も他人も幸せにする
焦点の当て方をしたいものです。