プレスリリースから学ぶ!有休義務化の好事例
2019年4月から、年5日の有給休暇を労働者に取得させることが義務となりましたが
あなたの会社は、どのようにして有給休暇を取得させようとしていますか?
今回は、有給休暇取得に関しての取り組み事例を
各社のプレスリリースからご紹介します。
1.新日本空調 連続5 日間の有給休暇取得制度をスタート
上長と協議の上で計画休暇予定日をそれぞれに定め、全社で活用中のポータルサイトに
新日本空調 連続 5 日間の有給休暇取得制度をスタート
登録し、取得状況のモニターを行い、、対象者全員の 5 日間有給休暇取得を目指す制度
https://www.snk.co.jp/Portals/0/News_release/20190401_SNK_Take_Five.pdf?TabModule893=0
連続5日間の休暇となると、「どこに旅行に行こうか」「ずっとやってみたかったことにトライしてみようかな」という気持ちになりますね。
プレスリリース記事には「要望の多かった5日連続休暇を導入した」とありました。
社員の要望をヒアリングして、あなたの会社に合った方針になるとよいですね。
有給休暇取得義務化に関する企業のプレスリリースではありませんが、
こんな記事を見つけました。
有給休暇を使ってスキルアップ 英会話スクール割引
https://www.dreamnews.jp/press/0000192090/
「いつかビジネス英語を習ってみたい」と思っている人は多いのではないでしょうか?
この機会に有給休暇を使って、スキルアップしてみるのも良いかもしれません。
2.三洋化成工業 失効有給休暇積立
これまで育児、介護などに限定していた取得事由を撤廃し、かつ取得単位も1時間単位で利用できるようにするなど、全従業員が利用しやすい制度にしました。
三洋化成工業株式会社 在宅勤務制度開始・失効有給休暇積立制度を拡充 -多様で柔軟な働き方を支援-
https://www.sanyo-chemical.co.jp/topics/pdf/k190325a.pdf
せっかく制度があっても、実際使われなければ意味がありません。
全社員が利用しやすい制度というのがポイントですね。
3.東邦銀行 ドナー休暇、家族あんしん休暇、イクまご休暇
当行では骨髄移植やドナー登録への関心の高まりを踏まえ、従業員の社会貢献を支援すべく「ドナー休暇」を創設いたします。また、医師等より様々な宣告をうけた家族への寄り添いや不妊治療等、従業員およびその家族の健康面等に寄り添う「家族あんしん休暇」を創設
東邦銀行 ニュースリリース 2019/03/14「ドナー休暇」「家族あんしん休暇」の創設について
http://www.tohobank.co.jp/news/20190314_006063.html
また、全国初となる「イクまご休暇」の創設もされたそうです。
有給休暇の取得は、事由は問われないというのが基本ですが
このように会社でニーズのある事由を明示することで、取得しやすくなるという側面もあるのかもしれません。
4.サイバーバズ 2ヶ月に1度一斉に取得
2か月に1度、全社での有給休暇一斉取得日を定める『にー・いち休暇制度』
サイバー・バズ、「働き方改革関連法」施行に伴い 2か月に1度全社で有給休暇一斉取得日を定める『にー・いち休暇制度』導入
https://www.cyberbuzz.co.jp/2019/04/-21.html
残日数が5日以下の社員についても特別有給休暇を付与し、この制度が適用されるとのこと。
個別に取りにくい状況があるのであれば、一斉に取得する日を決めてしまうというのもひとつですね。
会社の現状に合った制度を
制度があっても使われないというのでは、本末転倒ですね。
法改正のあったこの機会に、現状はどうなっているか、社員のニーズはなにかを確認されてみてください。
そして、あなたの会社にあった制度を運用されてください。
制度に関する詳細については、こちらを参考どうぞ。
【参考】 厚生労働省・都道府県労働局・労働基準監督署
年5日の年次有給休暇の確実な取得 わかりやすい解説https://www.mhlw.go.jp/content/000463186.pdf
株式会社ワーク・ライフバランス認定コンサルタント
弊社 株式会社 佐々木感動マーケティングにて「在宅秘書」として就業中
二児の母として子育て奮闘中