採用にも有利「男性育休」

実は現在、私の夫は9か月の育休取得中です。

実体験も交えて、今日は「男性育休」についてお話したいと思います。

女性は家事育児、そして仕事に疲労困憊

平成の時代、女性の社会進出は進みました。

女性が家庭も仕事もできるスーパーウーマンになることで

支えてきましたが、

「そろそろ疲労困憊」という声も

聞こえてきます。

共感の生き物と言われる女性の声はよく聞こえてきますが、

男性はどうなんでしょうか?

男性社員「前例ない」新入社員は・・・

男性社員からは

「育休を取った男性なんて前例がない」

「取りたいけど周囲の目が気になる」

といった声が聞かれます。

2017年のある調査によると

男性新入社員の約8割が

 「子どもが生まれたときには、育休を取得したい」と回答しているそうです。

男性育休は採用にも有利

子どもが生まれたときには育休を取りたい!という

若者の願望が叶えられる職場には

若者が集まります。

企業における人材獲得・地方自治体における地方創生の鍵として

今「男性の育児休業」が注目されているのです。

男性育休、本当に必要なの?

産後1年以内の女性の死因で一番多いのは、なんと自殺。

自ら命を絶ってしまったその要因は「産後うつ」だそうです。

産後うつのピークは、産後2週間と言われています。

この産後うつを防ぐには、孤独な育児をさせないこと

少なくとも2週間以上の「男性の育休」を企業に義務付けることが大切なのです。

パパが会社を休んでまでママ二人で育児する必要ある?

「役に立たない夫が家にいると迷惑」と

男性育休に反対の声も聞きます。

これは、最初の出産直後に関わらなかったから、

育児の蚊帳の外になり、そのまま「役に立たない夫」と

位置付けられてしまっただけではないかと思います。

男女一緒に育児をスタートすることが重要です。

第一子には「子育ての初任者研修」として重要。

第二子には「兄弟ケア対応」として

「パパママ二人で」「対話しながら」過ごすことで

育児休業の期間に信頼の再構築をすることができます。

今回、私の家庭は第二子出産に伴って夫に育休を取ってもらいました。

お兄ちゃんの赤ちゃん返りがひどく、

まさにこの「兄弟ケア対応」をパパにしてもらうことができています。

いろいろな場面で我慢を強いられているお兄ちゃんですが、

パパがいてくれてよかった~と思う毎日です。

経済的に困るのでは?

男性が育児休業を取得しない、できない

大きなポイントとして「経済的に困る」 という意見が多数あります。

男性社員の場合も、育児休業中は

67%の育児給付金があり、社会保険料も免除になります。

手取りの8割はカバーできます。

企業負担はどうなるのかというと、

育児給付金は雇用保険組合から

社会保険料は、全額免除となり会社負担はありません。

男性社員の育休について、該当しそうな社員がいる場合は

あなたの企業でも一度考えてみてください。



この記事を書いた人 雪山 早耶

株式会社ワーク・ライフバランス認定コンサルタント
弊社 株式会社 佐々木感動マーケティングにて「在宅秘書」として就業中
二児の母として子育て奮闘中

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