真のワークライフバランスとは

おはようございます。
そして、はじめまして!

ワークライフバランスコンサルタントの雪山早耶です。

皆様は、「ワークライフバランス」と聞いて何を思い浮かべますか。
誰のための考え方だと思いますか。

今、話題の働き方改革のことや、ワーキングマザーが浮かんだ方もいるかもしれません。

私の話を少し

少し私の話をさせてください。

私は新卒から5年間、大手IT企業で働いていました。
周りは皆、長時間労働。

長時間労働の人が評価されるというわけでは決してありませんでしたが、
会社のためにどれだけ時間を使えるかが結果として人事評価につながっていました。

仕事はすでにたくさんある中、
新しいサービスを始めてもチームの人数は増えないので
残業が増えるばかり。人が辞めまた仕事が増える。

働き盛りの20代のはずが、
気力・体力が追い付かなくなり、長時間労働ができなくなった私は
ついに体調を崩してしまった、という経験があります。

そんな過去いた会社にもワークライフバランスがあれば良かったのにと
思うことがあります。

ワークライフバランスは
「家庭に事情がある人のためだけのものではない」
というお話します。
20代の私は、独身でしたし持病があったわけでもありません。
事情を持たない人のためにもワークライフバランスは必要な考え方です。

ワークライフバランスとは何か

実は多くの企業がワークライフバランスと思って、
取り組んでいる取り組みは、「ワークファミリーバランス」にしか
過ぎないという事実があります。

ワークファミリーバランスとは仕事と家庭の両立という意味です。
ワークファミリーバランスの考え方では、家庭のある人と独身者の対立構造を作ってしまいます。

『育児や介護など家庭の事情がある人は、早く帰れて優遇されていいよね』
『残りの仕事を対応するのは家庭の事情のない僕らだ』
というように、
家庭のある人とない人の対立構造をうみ
社員のモチベーションが下がってしまいます。
会社の業績にも悪影響でしょう。

独身の方は、「自分には家庭はないからWLB関係ない話」
仕事が好きな方、「仕事が好きだから、ずっと会社にいたい」
家庭がある方でも「家に帰っても居場所がないから」
こんな声が聞こえてきます。

目指すべきワークライフバランスとは

ワークライフバランスとは、仕事と家庭だけ、ではなく
仕事と、育児・介護・さらに自己研鑽・趣味・運動などを含みます。

すべての人にライフはあります。
仕事が好きな方、今やっている仕事は10年後もありますか。
本を読んだり、社外に出てスキルアップをするとよいのでは。
家に帰っても居場所がないからと、後輩を連れまわして飲んでから帰るという方
会社はあなたの人生を評価しません。
定年退職してから、あなたの人生を評価するのは家族です。

家庭の事情がある人だけでなく、すべての人にライフはあります。
ライフが充実することで仕事へのアイデアがわいてくるかもしれません。
健康に働き続けることもできるでしょう。

あなたは、どんなライフを実現したいですか。
みなさんも考えてみてください。



この記事を書いた人 雪山 早耶

株式会社ワーク・ライフバランス認定コンサルタント
弊社 株式会社 佐々木感動マーケティングにて「在宅秘書」として就業中
二児の母として子育て奮闘中