教えても、修得できない・行動できない時

おはようございます♪

人とチームの生産性革新を通して
「働き甲斐」と「業績」を同時に高める

感動経営コンサルタント
佐々木千博です。

今日は朝から名古屋で
企業研修のお仕事です。

ということで研修に関連して、
部下育成のコツについて一つ。

よく、教える側の人から、
やり方をいくら教えても
なかなか身に着けてくれない
といった話を聞きます。

教え方を聞いてみると、
自分の言葉で、一つ一つやり方を
伝えられています。

新入社員の最初であれば、
これは必要な教える行為です。
仕事に必要な基本的な知識や経験
がまだないからです。

しかし入社3年目・5年目といった
社員を教える時、これでは上手く
いかないことが多くなります。

なぜなら、

それらの内容は、それまでにも
既に教えている内容であるにも
関わらず、今現在できていないという
状況だからです。

今までも教えていて、今できていない。
その人に同じように教えても上手く
いかない可能性が高いのは当然ですね。

つまり、教えている人の言葉が
本当には理解できていないということ。

そんな時は、

『教育とは教えることでなく、
考える手助けをすること』

と捉え直した方が上手くいきます。

やり方の一例としては、

・考えやすい例題を与えて、
 当人に答えを出してもらってから
 自社業務に置き換えてもらう

・なぜ、〇〇になっているか?
 どこが分からないか?
 など問題と原因を一つずつ
 分解して具体的に聞いてあげる。

・解決策を教えずに、答えてもらう。
 漠然とした解決策の場合、
 途中のプロセスなどを細かく聞いてあげる。

・社員の現状理解や解決策の発言を
 壁打ちフィードバック(そのまま、
 または言い換えて反芻)して、
 客観的に見直してもらい、修正する。

・同じ課題に対する他者の意見も
 聞けるような場をつくる。
 他者の意見から気づきを得てもらう。

そんなことで、「考えるキッカケ」
その人の思考の癖を気付くキッカケ
を与えるのです。

人は自分で考え、
自分で言葉にすることで、
初めて自分のものにすることが出来ます。

そのサポートを教育担当者や
上司としては、しっかりしていきたいものです。

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