交代で定時退社にトライ!

「定時で帰りましょう!」と上司に言われても

チームで仕事をしている限り自分だけ早く帰るのは難しい・・・

というような現状があるのではないでしょうか。

上司がいると先に帰りにくい・・・

チームメンバーがまだ頑張っているのに自分だけ帰るのは申し訳ない・・・

私もよく感じていました。

今振り返ってみると、みんながお互いにそう感じていたのでは?と思います。

今日は、長時間労働が常態化している職場や、

仕事が属人化してしまっている場合に有効な

残業時間を削減する手法をご紹介します。

交代で定時退社

その名の通り、チームメンバーで順番に定時に退社する曜日を決めてしまいます。

強制的に帰る日を決めます。

チームメンバーは、定時退社する人の仕事をサポートすることで、

業務の共有化や仕事の効率化を図ります。

冒頭の『自分だけ早く帰るのは難しい』というお悩みも解決されますね。

これは、お互いに支え合うものなので、困ったときはお互い様
自分だけ申し訳ない・・・という気持ちの負担はなくなるはずです。

強制的に定時退社をさせるなんて、本質的ではないという意見をもたれるかもしれません。

この取り組みを通して、業務整理をしたり、支え合って仕事をする習慣を作ることで

誰もが定時で帰りやすく、業務を渡しやすい環境を作ることが目的です。

交代定時退社を成功させるポイント

定時退社日に仕事が残りそうな場合は

仕事が残ってしまいそうだと分かった時点で

他のメンバーに仕事を引き継ぎます。

そして、必ず定時で退社することがポイントです。

なるべく例外を作らないよう、フォローし合いましょう。

効果

交代で定時退社の取り組みをした企業から、実際どんな効果があったのか

生の声をご紹介します。

「チーム内で仕事を引き取れる体制作りができる」

誰がどんな仕事に時間がかかってしまっているのか、

どんなトラブルが起きているのか、

お互いに共有し引き取れる体制を作ることができます。

引き取れる体制がないと、チームでやっていけないので

無理やりにでも属人化をなくす取り組みですね。

「困った時はお互いさまの風土が醸成される」

結果としてチームの雰囲気がよくなったというお声もありました。

私の前職で、仕事量が多く疲弊していたチームでは
忙しく、困った時誰も助け合えないというのが常態化していました。

そんなチームでは、うつ病で休職する社員が絶えなかったり、
若手社員がどんどん辞めていくという状況がありました。

困った時はお互い様で助け合う風土は、
社員のメンタルヘルスや離職防止に効果的なのだと思います。

「確実に定時で退社できる日が決まると、
習い事や子どものお迎えなどの予定を入れられ、
習慣付けることができる」

毎日何時に帰れるかわからないというのでは、

終業後の予定を入れにくいですよね。

このような習慣ができてしまえば、全員が定時退社できる日も遠くないはずです。

「交代で定時退社」ぜひ試してみてくださいね。



この記事を書いた人 雪山 早耶

株式会社ワーク・ライフバランス認定コンサルタント
弊社 株式会社 佐々木感動マーケティングにて「在宅秘書」として就業中
二児の母として子育て奮闘中