女性は管理職になりたくない?3つの誤解

以前、私は、社内ではめずらしい女性管理職のいる部署で働いていました。
そのマネージャーは新規事業を立ち上げ、それに伴い部署の長になった人でした。

私は、彼女の仕事ぶりやお客様への気配りについてはとても尊敬していました。

が、その頃、私は「将来は管理職になりたい」とは思いませんでした。
むしろ、なりたくないと思っていました。

その理由は、

時間外業務は増えるが残業代がつかなくなり、仕事の責任が増え、家庭が崩壊しているということを知る存在だったからです。

女性は管理職になりたくない?

国は2020年までに、女性の管理職の比率を30%にすることを目標としています。

あなたの会社で働く女性はどうでしょうか。
「キャリア志向な女性が社内にはいない」とおっしゃるかもしれません。
本当にそうでしょうか。

キャリア志向な女性が社内にいない?3つの誤解

ここには3つの誤解があります。
女性管理職を増やしたいという会社さんはぜひチェックされてみてください。

【誤解1】女性は結婚・出産のタイミングで働くモチベーションが下がる

女性は入社してから、3~5年のうちに社内を見渡して、先輩たちの様子を見ます。
そこで、「結婚・出産すればキャリアは横ばいになる」という現実を知ります。

「育児期に時短勤務で頑張っても、評価されず出世はできなくなる」というような現実を知って、モチベーション高く働くことができなくなってしまっています。

結婚・妊娠・出産を経ても、成果が評価されるのであれば、社内の考え方は変わっていくでしょう。

【誤解2】女性は管理職になりたくない

以前の私がそうであったように「今、目の前にいる管理職のようになりたくない」ということです。
今、管理職がどんな立ち振る舞いをしているか、確認されてみてはいかがでしょうか。
長時間労働ができる人しか管理職になっていないのであれば、一度管理職の働き方を見直してみる必要があります。

また、女性管理職のロールモデルが社内におらず、困っているという会社は、
外部のキャリアコンサルタントなどに依頼し「メンター制度」を取り入れても良いかもしれません。

【誤解3】転勤を嫌がる女性は上昇志向がない

転勤を経験すれば昇進するといったことに、合理的な理由は感じられない女性がほとんどだと思います。
意味の感じられない転勤に、家族を連れ回すことはできないと考えます。

このような誤解がないか、確認されてみてくださいね。



この記事を書いた人 雪山 早耶

株式会社ワーク・ライフバランス認定コンサルタント
弊社 株式会社 佐々木感動マーケティングにて「在宅秘書」として就業中
二児の母として子育て奮闘中