ダブルケアってなに?

総務省統計局の平成 29 年就業構造基本調査によると、現在介護をしている人は 日本に約628 万
そのうち働きながら介護をしている人は 約346 万
約半数以上が、仕事をしながら介護をしているという現状です。

介護・看護を理由に離職した人は2016年~2017年の1年間で、10万人に上ったそうです。

他人事ではなくなってきた介護問題。

ダブルケアが特に問題になってくると思っています。
今日はダブルケアについてお話します。

ダブルケアって?

ダブルケアとは、育児と介護の同時進行を指します。
責任や精神面・金銭面の負担が問題になっています。

例えば

例えば、妻は自分のケア、夫のケア、子供のケア、障がいを持つ兄弟のケアを行うなど
表に見えるのは「育児中のママ」という面だけかもしれませんが、
実際はこのように多方面のケアをしているという場合もあります。

今後、自身の親、配偶者の親だけではなく、家族や、親族など、親密な関係下の複数のケア関係がより深刻になってきそうです。

要因は?

ダブルケアの問題が深刻化しているのには以下のような要因があります。
健康面や、社会的な背景も影響しています。

・高齢化、長寿命化
・親の生活習慣病の増加や若年認知症
・晩婚・晩産化
・兄弟数の減少
・頼れる親戚・近所の人が少ない

あなたの会社の現状は?

介護離職のリスクがある社員はどのくらいいるのか、一度アンケート調査をしてはいかがでしょうか。
アンケート調査を実施する前に、経営者から
「社員を大切にしたいと思っていて、
介護離職を防ぎ、ケアのサポートがしたい」という旨を発信することが大切です。

アンケート項目については以下のサイトを参考にされてみてください。
企業実務ONLINE  “隠れ介護”を見逃さない! 社員の介護実態とニーズを把握する



この記事を書いた人 雪山 早耶

株式会社ワーク・ライフバランス認定コンサルタント
弊社 株式会社 佐々木感動マーケティングにて「在宅秘書」として就業中
二児の母として子育て奮闘中