リーダーの一言

先日、とある会社の第二創業委員会
(会社を次のステージに連れていく為の
次世代経営幹部のプロジェクト)
に同席しました。

そこで委員会の中でもリーダーをして
いる会社NO2方が、会の最初の挨拶
で、このようなことを言われました。

「私も、この先どうなっていくのか
不安も感じることありますが、
頑張っていきたいと思います。」

この発言について、
どう思われますか?

大きなプロジェクトで責任ある立場
で不安を感じることもよく分かる。
でも、その中で頑張ろうとしている。
素晴らしいね!

でしょうか?

それとも、「頑張ります」は当然で、
結果を出してナンボでしょ!

と思われますでしょうか?

勿論、そういった視点もあると思いますが、
ここではNO2という立場・役割
から考えてみたいと思います。

NO1(経営者)の役割は、方向を示し、
意思決定することです。

ではNO2の役割は何でしょうか?
それは、経営者が決めた意思決定を
実現する社内の流れ・ムードをつくる
ことです。

人は「出来ないかも・・・」と思うと
出来ない理由探しをしてしまいます。
「出来る」と思うと、出来る方法探し
が脳内で始まります。

NO2の方の本音は、何とか実現したい
との思いの裏返しとして、不安も
確かにあったのだと思います。

しかし、NO2の役割として、
そんな状況であればこそ、
プロジェクトメンバーの脳を
「やれる方法探し」に向かわせる
一言が必要でした。

勿論、NO2でなくとも、
同じような貢献は可能です。

これは会社単位でも、部署単位
でも同じことが言えます。

あなたの一言が、
会社や部署の空気を「出来ない理由探し」
にも「出来る方法探し」にも向かわせる
ことができるのです。

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