4月から有給5日義務化 どう休ませる?

4月からの法改正で、年5日有給取得が義務化されます。
そろそろ対策を立て、試行していく時期ではないでしょうか。
今回は、休暇を計画的にとり、チームでのフォロー体制をアップさせる事例をお伝えしたいと思います。

義務化になったのは世界最下位の取得率だから

あなたの会社の社員の年次有給休暇の
取得率はどのくらいですか?
平成 29 年就労条件総合調査によると、
日本の企業の取得率は49.4%だそうです。これは国際的に見て、最下位。

【出典】有給休暇取得率3年連続最下位に!有給休暇国際比較調査2018│エクスペディア

4月からの法改正 年5日有給取得義務化

2019年4月から、 全ての企業において
年10日以上の年次有給休暇が 付与される労働者に対し
年次有給休暇の日数のうち年5日
使用者が時季を指定して取得させることが必要となりました。

【参考】厚生労働省 年次有給休暇の時季指定義務

「次いつ休む?」チームで見える化

計画的に休暇を取らせなければ、業務に支障が出てしまいます。
業務に差し支えることなく、みんなが気持ちよく休めるよう工夫をしていきたいですね。
休暇を見える化して、チーム力をアップさせた事例をご紹介します。

事例1

定期的に休暇予定の計画を立て、上司に共有
チームメンバーにも分かるように、カレンダーにシールを貼る。
グループウェアでカレンダーを利用している場合は、そちらに入力する。

事例2

週次ミーティングなどでチームメンバーの休暇予定を確認し、フォローし合えるよう業務の引き継ぎを行っておく。

事例3

各個人の有給取得目標数と取得状況を社内の分かりやすい場所に掲示。
取得状況の悪い社員には上司からの声かけ。

事例4

家族の様子やプライベートでやりたいこと、目指していることを共有する会議を開き、快く休暇を取れるチーム作りをする。

こんな大胆な事例も

会社全体で有給取得日を決め、みんな一斉に休む。

この場合、普段からお客様との信頼関係が必要な場合もありますね。いち社員ができることではないので、経営者が決め、実施していく必要があります。

事例を参考にあなたの会社に合ったやり方で、 気持ちよく計画的に休暇を取得できる方法を 考えてみてください。

休みやすい雰囲気作りには、チームでのフォロー体制が必須です。

一人が仕事を抱え込まず進めていく仕事のやり方の見直しが必要ですね。



この記事を書いた人 雪山 早耶

株式会社ワーク・ライフバランス認定コンサルタント
弊社 株式会社 佐々木感動マーケティングにて「在宅秘書」として就業中
二児の母として子育て奮闘中