「生産性が高いチーム」を作るために最も大切なこと

こんにちは。ワーク・ライフバランス認定コンサルタントのゆきやまです。

今日から、「生産性が高いチーム」を作るために最も大切なことというテーマで
何記事か連載をしようと思います。よろしくお願いいたします!

「生産性が高いチーム」を作るために大切なこと3つ

1.「なぜ生産性を上げなければならないか」目的を理解する

2.生産性を定義する

3.生産性の高い人を評価する

この3つです。

それぞれについて解説していきたいと思います。

1.なぜ生産性を上げなければならないか?

生産性向上の最大の目的は
「なるべく短い労働時間」で「利益」を出すためです。

短い労働時間で仕事を終わらせることができれば、
社員はプライベートに時間を使うことができます。

残業ばかりでは体も休まりませんし、
子育てや介護に時間を使う体力も気力も残りません。

しっかり休息やプライベートの時間を使った社員は、
健康でモチベーション高く働き続けることができます

この人材難の時代に、従業員が働き続けてくれるということは
重視されるポイントになると思います。

また、企業側は残業代を削減することができる
メリットがあります。

通常、残業代は2割増しで賃金を支払わなければならないですが、
会社の大事な利益を残業代に充てることになってしまいます。

それではいつまでも従業員に固定給として還元できません。

生産性を上げることで、
従業員はモチベーション高く働くことができ、また残業代の支出をなくすことができます。

2.部署ごとに生産性を定義する

「生産性、生産性」と言ってきましたが、
「生産性」っていったい何なんでしょうか。

生産性の定義は部署ごとに異なります。
指標を作りやすい部門としては営業部と製造部です。

営業部門:新規契約獲得数/総労働時間

製造(工場)部門:生産数量/総労働時間

このような指標で測ることができます。

経理総務部門など利益を出さない部署は
定量化することが難しいですが、
以下のような指標を設けることで生産性を図ることができます。

・年末調整などの年次業務の作業時間を数値化する(昨年より短い時間で完了する目標)

・紙の申請からWeb申請に変更し、紙の保管場所=オフィスの家賃の削減で数値化

・社内の各種申請手続きをフロー図にし、その手順をシステム化などで簡易化し、なくした手順の数で測る

・年末調整など従業員からの質問が多く寄せられる手続きのマニュアルを用意し、問い合わせ数を昨年と比較する

3.生産性の高い人を評価する

生産性を上げるための目的を理解し、定義ができたら、
それに向かって頑張っている従業員を評価することが大切です。

褒めることはもちろんですが、
社内で表彰する、昇格させ給与を上げることも
従業員のモチベーションを上げることができるでしょう。

そして、
生産性の高い人を真似できる仕組みを作ることが
持続的な「生産性の高いチーム」には不可欠です。
生産性の高い人に、そうでない人が教わりにいく風土があれば
一番良いですが、
まずは上司がやり方をシェアする、
ベテランに聞きにいける場を設けるなどがはじめの1歩です。



この記事を書いた人 雪山 早耶

株式会社ワーク・ライフバランス認定コンサルタント
弊社 株式会社 佐々木感動マーケティングにて「在宅秘書」として就業中
二児の母として子育て奮闘中