経営の順番

昨日は雪山さんから
勤務間インターバル制度についての
記事を投稿してもらいました。

モーレツ社長からすると

「そんなに甘いこと言っていたら
我が社はやっていけない!」
とか

「私はこんなにやっているのに、
 社員は何を甘いことを」
などと
思われる方もおられるかもしれません。

確かに経営者は365日24時間営業
的なところがあるかもしれません。

しかし、言葉を選ばずに言えば、
社長は好きで社長をやっていると思っています。
そして、結果責任と共に、社内で
最大の裁量権・決済権をもっているのが社長です。

自分がどれだけ働くか?も
すべて自分が決められます。

仕方なくやっている。
嫌々やらされている。
という社長は、そもそも他の方に
社長を譲ったほうが私はいいと思います。

そんな自分(社長)と比べても
何の意味もありません。

そもそも経営の目的は、
仕事を通して従業員の皆さま、
お客様や取引先、とりまく社会
さらには未来を幸せに豊かにすることです。

この目的のために会社全体として
永続的に成果を上げ続けることです。

 一週間だけなんとかすればいい、
この四半期だけなんとかすればいい、
というスプリント勝負ではないのです。

永続的に成果を上げるために
重要なのが判断の優先順位です。

成果が出るまでの順番は、
以下の順番になります。

・・・順番・・・

心身の健康
 ↓
仕事の取り組み姿勢
 ↓
職務遂行能力
 ↓
仕事の成果

・・・ここまで・・・

心身の健康をなくして前向きに
生き生きと全力で仕事に
取り組むことはできません。

前向きに全力で仕事に
取り組まなければ成長しないので
職務遂行能力も上がりません。

職務遂行能力が上がらないと
今以上の成果は出ません。

短期的には、心身の健康を放置して
多少強引に進める事も勿論できますが、
長期的・継続的には難しいです。

健康経営、働き方開拓、残業規制、
業務間インターバル制度など
様々な諸制度や規制などの
キーワードが世の中に出てきていますが、

経営の自由度が下がったと考えるのではなく、
何のために経営をしているのか?
その経営目的を達成するために、
どのように有効活用するのか?

そういった観点で、
業務間インターバル制度も考えたいものです。