ただ忙しいだけの人になっていませんか?

アクティブ・ノンアクション(active non-action)
という言葉をご存知でしょうか?

多忙ではあるけれど、忙しく動き回っているけれど、
目的を伴う意識的行動になっていなかったり、
目指す価値を生み出していなかったり、
自分の志の道につながらないような状態のことです。

「行動的な不行動」とか「不毛な忙しさ」とも
表現されたりします。

もう少し補足すると、


忙しさの錯覚
たくさん活動しているように見えるが、
実際には重要な成果につながっていない。


目的意識の欠如
日々の業務やトラブルに追われ、
長期的な目標や成長に必要な行動ができていない。


目先成果のみの仕事
短期的には業績が上がっているように見えても、
中長期的には活躍の場を失う可能性があるような仕事



何となくですが、悪い意味での昭和の働き蜂的な
働き方が私はイメージされます。

(昭和の働き方も色々ありますし、日々目の前のことを
 一所懸命することも否定はしてません)



ドキッとしませんでしたか?


私も、このアクティブ・ノンアクションの時間、
大分減らしてはきたけれども、
まだまだ多いなぁ~と日々感じています。




もし、自分がアクティブ・ノンアクション(active non-action)
と自覚していて、それは好ましくないと
思われる場合は、この状態を減らしていきたいですね。


私は、アクティブ・ノンアクション(active non-action)を
自覚的に少しずつ工夫して減らしてきましたが、
その前提には、以下のようなものがあったと思います。

細かく言えば、色々試行錯誤していて、
失敗したり、揺り戻しにあったり、挑戦中だったり
しますが、大きく4つに分類してみました。


・ゴールの明確化
 自分の役割や「ありたい姿」を自問自答し、明確にしていく。
 定期的に振り返ったり、見直す。


・目的意識の日常化
 ありたい姿、理念(ミッション・ビジョン・バリュー)を
 毎日チェックし、再確認する。毎日一日を振り返る。


・時間の使い方を改善
 特に、ただ相手にとって都合のいい人にならない。
 (自己中という意味ではないです)
 特に、ルーチンとして第二領域(重要だが緊急でない)の
 行動を組み込む。なんとなく時間浪費しているものを辞める。


・仕事自体の生産性を高める
 汎用的なスキルを高め続ける。
 (MBAにいく目的の一つはポータブルスキルの超強化。)
 雑音の入らない環境を出来るだけつくる。
 (PC・スマホの通知系は全部カット、見る時間決めるなど)



あなたが、アクティブ・アクション(active action)に満ちた
キャリアなら、とってもいいと思いますが、もし、
自分がアクティブ・ノンアクション(active non-action)
だなと感じたら、参考にしてもらえれば幸いです。