新しい施策に抵抗がある社員がいたときの話

ワークライフバランスコンサルタントの雪山です。

カリスマ産業医と呼ばれている大室正志さんと
人事コンサルタントの麻野耕司さんの
「職場の治療室」というラジオ
こんなことが議論されていました。

「ITに適応できない層」が社内にいる場合、
どうすればよいか?

ラジオでは、社内にITツールを導入しても
50代以上の社員でツールに抵抗のある層がいる
という課題を挙げていました。


私が以前勤めていた独立行政法人でも
こういう人たち、たくさんいました。

IT化が進む中、
取り残されてしまっている人は
どこの組織にもいるのではないでしょうか?

以前の私の職場では、
スケジュール共有ができるソフトが
社内に導入されても
偉い人がスケジュール登録しない。

なので、偉い人との会議の調整は、
直接お声を掛けてお伺いを立てる・・・


そんなことをやっていたら1日の業務時間が
終わっているという日も、
ザラにありました。

せっかく便利なITツールを導入しても
全員が一斉に使わなければ
そのツールへの投資効果は
半減されてしまいます。

これはITツールに限ったことではないな、と
私は感じました。

ここ数年、働き方改革の一環で
新しい施策が始まったという
会社もたくさんあると思います。

何か新しいことを社内で始めようとしたときに

抵抗勢力がある場合

一番有効な手だては、

トップの本気を見せること

だと私は思います。

社長から、その目的を伝える。

先ほどの例のITツールの導入であれば、

「これは業務効率を上げるための施策であり、

会社の未来に必要なものである」ということを

社長の声で伝えることが重要です。

ツールの使い方が

さっぱり分からないという社員には

丁寧にレクチャーをすることも必要です。

しかしまずは、新しい取り組みに対する

社長の本気度を社員に伝え

「これ、ちゃんとやらなきゃまずいぞ・・・」という

雰囲気を作ること。

これが一番大事なのではと思います。