やらされ感のない働き方改革の実行方法とは

トップダウンで、働き方改革のメッセージを発信することは大事ですと
お伝えしてきました。

社長から「なぜ働き方改革を実行するのか」その背景や理由を説明してもらえると
現場社員のやらされ感は少なくなります。

私も以前、会社として経費削減が必要だとなったとき
社長がしっかり説明をしてくれたので、
正直不満はありましたが、会社のために仕方ない、頑張ろうと思うことができました。

「社員全員が働きやすい環境で能力を発揮してほしいから
働き方改革を行い、生産性を高め、業績を上げていきたい。そして、社員に還元していきたい。」というメッセージを伝えていってくださいね。

実行フェーズでは、トップダウンで良い?

具体的な改革の実行フェーズでは、トップダウンでうまくいかないことがよくあります

今、残業している社員は、残業する理由があって残業しているので、
トップダウンで「残業削減!」とただ言っても
現場社員は「サービス残業しろってことか…」「上は何もわかっていない」となってしまいます。

また、部署によって、やっている業務も違いますし、管理職のタイプやメンバーの構成も異なります。
そんな中、どのチームにも同じ手法で残業削減というのは、無理がありますね。

実行フェーズでは、各部署の管理職に権限移譲することが成功のポイントです

現場のメンバーに決めてもらう

どのようにして目標を達成するかは、
管理職と現場のメンバーに話し合って決めてもらい、実行してもらいます

例えば、残業削減の目標がある場合
「なぜうちの部署は残業があるのか」
「どうすれば削減できるのか」
「どんなチームが理想的なチームか」などメンバーに話し合ってもらい
そこから出た課題を解決する方法を決め、実行していきます。

実行方法まで、経営層や人事部からトップダウンで決めてしまうと
現場にはやらされ感が出てしまい、成功しにくくなってしまいます。

管理職とトップの役割

管理職は目標達成の進捗を管理し、達成したら社内に成功事例として広めてください。

経営者の役割は、トップメッセージを発信すること成功事例が出たら褒めることです。
また、目標達成したチームにインセンティブを支払うなど報酬があるとより良いですね。



この記事を書いた人 雪山 早耶

株式会社ワーク・ライフバランス認定コンサルタント
弊社 株式会社 佐々木感動マーケティングにて「在宅秘書」として就業中
二児の母として子育て奮闘中