有給5日取得義務化!おさらいとまずしたいこと

2019年4月から、年5日の有給休暇を労働者に取得させることが義務となりました。

取得させなかった場合には、1罪につき30万円以下の罰金となってしまうので、しっかり対応していかなくてはなりませんね。

SNSでの一般社員の声

ツイッターでは、
「うちは通達なにもないけど、どうなってるんだろう」という不安な声や
「もともと休みだった土曜日が営業日になって、その日が有給消化指定日になった」
という会社への不信感とともに現状をつぶやいている声がありました。

あなたの会社では、どんな対策を取りますか?

有給5日取得義務化のおさらい

詳しくは以下のリンクをご参照いただきたいのですが、

ポイントは2つ!

有給休暇が10日以上付与される労働者に
付与した日から1年以内に5日取得させる
こと。

そして、台帳を作成して有給休暇の取得状況を管理するということ。

【参考】 厚生労働省・都道府県労働局・労働基準監督署
年5日の年次有給休暇の確実な取得 わかりやすい解説 https://www.mhlw.go.jp/content/000463186.pdf

まず、したいこと

うちの会社はどんな方針でいくのかを全社員に伝えることが重要です。
「うちはどうなるんだろう」と社員は不安に思っているかもしれません。

どんな対応方法があるのか?についてもこちらのリンクに詳しく書かれていたので、
参考になさってくださいね。

【参考】 厚生労働省・都道府県労働局・労働基準監督署
年5日の年次有給休暇の確実な取得 わかりやすい解説 https://www.mhlw.go.jp/content/000463186.pdf

どうして義務化になった?

ところで、この法ができた背景をご存知でしょうか。

まじめな日本人は周りの目を気にしてしまいなかなか休めなかったり、
休みを請求することにためらいがあったりと、
有給休暇の取得はよくありません。
どのくらいよくない現状かと言うと、
日本企業の有給取得率は50%と世界的に見て最下位です。

この有給休暇取得義務化は、
計画的に休んで社員一人一人の休息やリフレッシュを促進し、
パフォーマンス高く働いてもらおう!
というねらいがあります。

こういう時こそ社員は会社をしっかり見ている

冒頭でご紹介した、SNSの声にもありましたが
「もともと休みだった土曜日や日曜日を営業日として、その日を有給休暇消化日に指定する」という対応。

国は先ほどご紹介したリンクのQ&Aの中で「望ましくない」と記載しています。

とはいえ、有給休暇を5日も取らせるなんて業績に響くから無理だ!とおっしゃるかもしれません。

しかし、こういった法改正の対応で、会社が社員のことをどう考えているのかが現れるのではと思います。

これからどんどん働き手が不足していく日本。
会社が人を選ぶのではなく、選ばれる時代になっていきます。

今いる社員に選ばれる会社になりたいですね。

社員が休んでも業績が下がらず、むしろ業績を上げる方法はないか
知恵を絞るときかもしれません。

社員一人一人が高いパフォーマンスで働くことができるよう対策をしていきたいですね。



この記事を書いた人 雪山 早耶

株式会社ワーク・ライフバランス認定コンサルタント
弊社 株式会社 佐々木感動マーケティングにて「在宅秘書」として就業中
二児の母として子育て奮闘中