両親との承認と完了での気づき
チームSKM上村です。
本日は冒頭に少し個人的な話をさせていただきます。
少しお付き合いいただければと思います。
私は4年前に会社を辞めて独立し、
コンサルタントとして活動しています。
辞める際、父親は大きく反対していました。
父親は金銭面では若い頃に苦労した経験があり、
そこから大企業の現場で勤め、
56年ってすごいですよね。
改めて文字にすると尊敬します。
そんな父親なので、「独立」という価値観は持ち合わせておらず、
不安定なものとして反対をしていました。
最終的には私も成人した大人なので、
決定権を拘束される筋合いもないと思い、会社を辞めました。
ただ、父親はずっと積極的に賛成ではありませんでした。
実家に帰るたびに、開口一番、
「いつ再就職するんや?」
と聞いてきました。
その度に、私は嫌な気持ちになりました。
・応援されていない。
・自分の方向性と真逆の発言を毎回される。
このことにエネルギーを取られていて、
実家で父親と話すのが少し億劫になっていました。
徐々には理解をしてくれ、
(もしかしたら諦めかもしれませんが)
最近はそこまで口うるさくはなかったのですが、
とあるきっかけがあり、
人前で話している姿の動画をLINEで送りました。
その根底にあった思いには、
「両親も良い歳なので安心をさせたい」
というものがありました。
後日、母親と父親から返事がありました。
母親からは、
「頑張ってやってるなと感心し、安心しました」
と返事が来て、
「お父さんもよう頑張ってると褒めていた」
とも来ました。
そしてその後、実家に帰った時、父親からこう言われました。
「お前は誰の子や?」
これの意味は、大勢の人を巻き込んでイベントをしている姿、
そしてその大勢の人の前で話している姿、
さらに即興で言葉を返している姿が信じられなかったということで
我が家のDNAにはそういうところがなかったからです(笑)
しかし、その後に、
「ようやってるな。頑張れ」
と直接言ってくれました。
少し個人的な話になりましたが、この父親との出来事から、
2つのことを改めて感じました。
それは、承認の力と完了の力です。
承認の力
まず「承認」です。
独立したばかりの私に対する父親の反応は、
当時の私は「否定」や「価値観の押し付け」
その裏にあったのは「不安」だったのかなと、今では思います。
ただ、伝え方に問題があった。
私はそれらの言葉を、自分に対する否定としか思えませんでした。
身近な人が応援してくれないことほど、
常に自分に対してマイナスの力になる人の近くには、
「また言われるんだろうな」
「話しても無駄だろうな」
「口では言ってないけど、内心思ってるんだろうな」
本人は悪気のない何気ない一言が、
そして、その一言は長く残ってしまうこともあります。
それが関係性を徐々に遠ざけてしまいます。
この経験を振り返ると、改めて「伝え方」の大切さを感じます。
その一つが、Iメッセージです。
Iとは「私」の意味です。
「お前はこうだ」と言われると、人は反発します。
「独立なんかやめとけ」というのは、
「お前は独立してはいけない、無理だ」
というメッセージです。
これはYOU、つまり「あなた」に向かった言葉です。
Iメッセージは、私を主語にして、
一次感情とは、表面に出てきている感情、
例えば「怒り」というのは二次感情で、
その前にあるのは悲しみや悔しさ、不安かもしれません。
これらの感情が一次感情です。
今回の件ならば、
「私はお前(息子)の独立を不安に思っている。なぜなら……」
こういう文脈で伝えるということです。
そうすると私も、
「そうか、両親は不安に思ってるのか。
となり、その不安を解消させるためにどうするかを、
建設的に、そして相手のことを思って考えることができます。
YOUメッセージのみだと、
結果、時は経ちましたが、仕事の動画を見せて「安心」
父親とのわだかまりが少しほどけたように思います。
これは家庭だけでなく、
経営者やリーダーの何気ない一言が、
メンバーには承認として届くこともあれば、
否定として届くこともあります。
「何でできないんだ」
「前にも言ったよね」
「君にはまだ無理だ」
こうした言葉の裏には、期待や不安があるのかもしれません。
ただ、伝え方によっては、
反対に、
「ここまでよくやっているね」
「この部分は助かっている」
「期待しているから、ここはもう一段上げてほしい」
そんなふうに、承認を土台にして伝えることで、
完了の力
二つ目が、この「完了」の力でした。
私はどこかで、
なので、実家にも足が遠のいていました。
気持ちもスッキリしないままの日々でした。
しかし今回、父親に仕事の様子を見てもらい、
これにより、私の中にあった父親との人間関係のモヤモヤが「
皆さんも「未完了」のことはないでしょうか。
喧嘩したまま連絡を取らなくなったあの人。
家族間で揉めたけど、そのままなかったことにしている出来事。
伝えたかったのに伝えていない感謝の気持ち。
もっと些細なことでいうと、
溜めに溜めたメール返信。
冷蔵庫の中のいらないものを捨てること。
積読で読まれていない本。
後回しにしている事務処理。
こういったものも、皆さんのエネルギーを奪っています。
身の回りの未完了を完了させていくことで、
個人の未完了、組織の未完了はありませんか?
組織にも、未完了は意外と多く残っています。
過去に言われた一言。
認めてもらえなかった経験。
伝えられなかった感謝。
きちんと終わらせられなかった対話。
何となく避けたままになっている関係性。
こうした未完了が、
目の前の問題のように見えて、実は過去の未完了が影響している。
そんなこともあるのではないでしょうか。
ぜひとも、小さなことからでも一つずつ完了させてみてください。
そこには、
一言多い父親と、受け取り方の変化
ちなみに、実家に帰って父親から
「ようやってるな」
と言われた後に、もう一つ言われたことがありました。
「一つだけ言わせてもらうと、腕を組みながら話すのはあかんわ。
あれは拒絶を意味するサインになるからな!
しっかりダメ出しもされました(笑)
一言多いところは、変わらないのかもしれません。
でも、以前の私なら、
「結局、認めるだけでは終わらないんやな」
「こういうところが余計なんだよな」
そんなふうに受け取っていたかもしれません。
ただ今回は、少し違いました。
父親がどんな人生を歩んできたのか。
なぜ私の独立を不安に思っていたのか。
私もその背景を以前よりも想像できるようになったこと、
根本では自分を理解してくれているという安心感、
これらが私の中で生まれていたことで受け取り方がもう少しライト
人間関係の完了とは、
相手は相手らしいまま。
一言多いところも、きっとそのまま。
でも、こちらの中で相手の背景が見えると、
その言葉の意味づけが少し変わる。
その感覚が、今回私の中にありました。
そして、人間関係の完了は、相手を責める言葉ではなく、
愛を持ったIメッセージと、
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