会社を変える「微差」に気づくチカラ。  ~ぬくもりを日常にする仕組み~

チームSKM 中川です。

今日も、ゆるーくやってまいります。
どうぞよろしくお願いします。

 

昨日は、

「理念は、唱和するだけでは文化にならない」

というお話をしました。

 

理念浸透活動として、


体験し、

対話し、

振り返り、

互いの行動を認める。


その積み重ねによって、
理念が少しずつ
「自分たちの物語」になっていく。


今日は、
その理念を、
どうやって日常の行動に落とし込むのか、
について考えてみたいと思います。


■会社を変えるのは、大改革だけではない

ぬくもりの日で印象的だった取り組みの一つが、

「微差皆善」

という改善活動です。


これを目の当たりにすると大きな改革だけが、
会社を変えるわけではないということに気づかされます。


日々の中にある
ほんの小さな不便に気づき、

すぐ隣にいる人、
所属部署の人のために、
思いやりの行動を起こす。

 

そして、


その思いやり行動を見逃さず、
みんなで称え合う。

 

「皆善」には、

皆が善くなる。

皆が善くする。

という意味が込められています。



こういった言葉の感性も
長坂養蜂場ならではですね。

私たちは会社を良くしようと思うと、

 
 新しい評価制度をつくったり、

 DXを進めたり、

 組織を変えたり、

 新しい研修を導入したり、

どうしても
「大きな施策」に目が向きがち。

 

もちろん、
それも必要です。

 

でも、

会社の空気をつくっているのは、
もっともっと小さなこと。


誰かの目線が下がっていることに気づき
声をかけた。

次の人が使いやすいように、
段ボールの使い方を工夫した。

お客様から聞いた大切な声を、
インカムを通じてすぐに仲間へ共有した。

 

一つだけ取り出せば、

「そんなことで?」

と思うような行動かもしれません。

 

でも、
「そんなことが!」なのです。

そんな行動が毎日100個、
1000個と積み重なったら、
会社はどうなるでしょうか。

世の中で一般的になっていることって、
けっこう逆なのかもしれませんねw

 

■「良い行動を称える」の本当の意味

今回のぬくもりの日で、
面白いと思ったのはここにもありました。


それは、長坂養蜂場には、
「映像文化」が根付いているということです。


活動を動画に残してみんなで一緒に振り返ったり、
仲間の良い行動を見つけて朝礼で紹介したり、
みんなの前で小さな改善を称え合ったり…


こうした取り組みは一見すると、
「良い行動を増やすための仕組み」に見えます。

 

でも、


もう一段深く考えてみると、
こうした行動が育てているものは、


「お互いへの“飽くなき関心” = 愛」


なのではないかと感じました。


誰かの良いところを見つけるには、

まず、
その人を見ていなければいけません。


誰かの困りごとに気づくには、

普段から、
その人に関心を持っていなければいけません。


心に残る動画=そのシーンを共有することができる人


つまり、
良い行動を称える仕組みとは、

「愛をもって美点凝視ができる人の育成」
が大切だと改めて気づかせてくれました。


これは、
マネジメント・1on1・部下育成…
お手本にしたい視点ですね。

 

■最後に問われるのは「あり方」

ただ、
どれだけ素晴らしい仕組みをつくっても、


それを運用する人の
「あり方」が伴わなければ、
やがて形骸化してしまいます。


 1on1を始めた。

 サンクスカードを始めた。

 朝礼を変えた。

 表彰制度をつくった。

 

最初は盛り上がったけれど、
いつの間にか、
「やること」が目的になってしまった。

そんな経験をお持ちの方も
多いかもしれません。


現場で気づいた、
そこに対応する大切な考え方をご紹介します。


長坂養蜂場では、

「素直さ」

をとても大切にされています。


現に、ぱっと見でもそういう方が多いんですよ。

そして、印象に残ったのが、
「素直さのバロメーターは、
 ありがとうとごめんなさい」という言葉です。


良いところは、
素直に認める。


間違えたら、
素直に謝る。


そして、
相手に改善してほしいことがあれば、
相手を身内だと思い、
思いやりを持って伝える。

 

ここも、
とても大事だと思います。

 

「ぬくもり」という言葉を聞くと、


 優しくすること。

 ニコニコすること。

 仲良くすること。


そんなイメージを
持つかもしれません。


でも、


何でも優しく
受け入れることが、
ぬくもりではありません。

 

本当に相手の成長を願うなら、

ときには、
厳しいことも伝える必要があります。

 

だからこそ、
必要なのは、

「厳しさと思いやり」の両方なのです。


因みに。
思いやりとは、
相手を想い、その想いを届けるということです。


■やり方の前に、あり方がある

これは、
経営やマネジメントにも
通じる話だと思います。


どれだけマネジメント手法を学んでも、
どれだけ1on1の質問力を磨いても、
どれだけ素晴らしい仕組みを導入しても、


最後に人の心を動かすのは、


「この人は、
 どんな思いで自分自身と向き合っているのか」


ではないでしょうか。

 

つまり、

「やり方」の前にある、
「あり方」です。

 

長坂養蜂場では、
これを「人間力」と表現しています。


一言で「人間力」といわれても、
正直よくわかりませんよね。



こういうことです。

まずは、
「今日、誰かの何かに気づいたか?」

これが微差。


そして、
「皆のために、何を一つ改善できるか?」

これが皆善。

この二つを問いを自分に立てるところから始める。
「微差改善」を意識する。


この様に、
善を重ね、徳を積む。


人間力というのは、
異なる相手を違うと断ずるのではなく、
異なる相手を異なると認めて和するチカラなんだと感じました。


■いいものを見たらすぐに自分事化しましょう

この様に
長坂養蜂場のような会社を見て、

「素晴らしいですね!」

で終わらせるのではなく、


「では、自分たちなら何をするのか?」
まで考える。


そこに、
学ぶ意味があるのだと思います。

 

さんよし会では、
この様に長坂養蜂場を始めとする
「いい会社」を題材として研修を行っています。

経営理念策定から理念浸透を通じた組織づくり、
採用促進活動、リーダーシップマネジメントなど、

「知っている」を
「やっている」に変えていく場を、


皆さんと一緒につくっています。


理念はあるけれど、
なかなか現場まで浸透しない。

良い会社づくりの取り組みを、
自社ならどう活かせるのか考えたい。


そんな方がいらっしゃれば、
ぜひ一緒に考えていきましょう。

それではまた。


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