従業員同士が育て合う会社
一昨日、大阪南部で居酒屋てんてん他複数の飲食店を経営する株)てんてん
中島社長の業態開発の話を伺いました。
(株)てんてん では、「人づくりナンバーワン企業」を目指しておられ、
業態開発だけでなく人財開発にも力を入れられています。
■株式会社てんてん
http://tenten-dream.co.jp/
業態開発についても学ぶ所、大
でしたが、人財開発の仕組みの中で、店長・副店長主導の勉強会が
とても印象的でした。
「てんてん」では、もう10年以上、毎月1回自由参加の心の勉強会をしています。
この内容がすごい!
店長、場合によってはアルバイトリーダーが自ら教育コンテンツを
作って仲間たちに教えているのです。
具体的な中身も拝見したのですが、学習効果を高める一連のプロセスがあり、単なる座学でなく、
人として成長できるように、よく考えられた研修プログラムが組み立てられていました。
内容的にも、少し失礼な書き方に成ってしまいますが、
「えっ、これが本当にアルバイトリーダーがつくるような内容!」というくらい高度。
さらに、時間かけて研修プログラムを作った人が、仲間に機会を創りたい
と自分は店に残り、仲間を研修会に送り出すという。
今では自由参加、お給料も出ないのに、自主的に社員・アルバイト30人は集まるそう。
いかがですか?
自ら研修を創り、自ら学ぶアルバイトさんのいる会社に業態開発力が掛合わされば、
成長まちがいなし!
実際、てんてんさんは、今、大きく事業成長を加速させています。
どうすれば、そんな事が定着するのか?
話を聴く中でポイントはいくつかありました。
・中島社長の皆の夢を叶えたい!という思い。そのために皆で成長しようという思い。
(最大のポイント)
・てんてんをどんな会社にしたいのか?一緒に働く仲間とどうなっていきたいのか?
そのために何が必要か?
伝え続けた。
・最初はなかなかついてきてくれなかったが、諦めずに参加者1人でも継続。
・口で言うだけでなく、一緒に勉強し続ける。
・社長から店長へ、店長からアルバイトリーダーへと研修の設計や講師を役割移譲。
ずっと社長が握らず、期待して任せていくことで学び合うことが、当たり前になっていった。
・アルバイト仲間がすごい研修をつくりあげ進行する姿を見た、
受講者(アルバイト等)の目線があがり、新しい研修講師が生まれていく善循環。
あなたの会社もみずから学び合う組織になったら素敵だと思いませんか?