「ノートパソコンの水濡れ」から学ぶリスクマネジメント
チームSKM吉田です。
先週、ノートパソコンにお茶をこぼし、
キーボードが反応しなくなるという苦い経験をしました。
こぼれた量はわずか1~2ccでしたが、
それでも故障の原因となり、
リスクへの備えの重要性を痛感しました。
<水濡れ後の対応>
こぼした直後、すぐにティッシュで拭き、
入力中のデータを保存後、
開いていたファイルを閉じて電源を切りました。
スマートフォンで対処法を調べ、
ノートパソコンを逆さまにして扇風機で乾燥。
しかし、36時間後に電源を入れるも、
キーボードは反応せず、
応急措置として安価な有線キーボードを購入し、
だましだましで現在使っています。
皆さんならこのような場合、どう対応しますか?
この事例を
リスクマネジメントの下記の4つの視点に
当てはめてみました
【リスク回避】
パソコンの前では飲み物を取らない、
デスク上に飲み物を置かないことが基本ですが、
さらに防水仕様の分離型キーボードを使用することで、
万が一の事故(水難)を防げます。
【リスク低減】
私はこぼれるリスクを最小限にするために、
こぼれ防止蓋つきカップを使用していましたが、
大きな被害にはならなかったですがそれでも故障の原因に。
もっとこぼれない 蓋つきカップを購入するか
防水シートをキーボード部分に敷くことも有効な手段。
【リスク移転】
水濡れ対応の保険に加入
修理費用の負担を軽減できます。
(私の場合は保証期間を過ぎていたため、対象外でした)
【リスク受容(保有)】
予期せぬ故障を受け入れるために、
データのバックアップやクラウド保存
(常日頃からやっておくべきと痛感)
パソコンを複数台保有するなど、
事前の備えが重要です。
<水濡れ時の初期対応を振り返る>
水濡れ時の対応をもっと認識すべきでした。
すぐに 迷わず電源を落とすべきだった
まだ動いていたため、油断したのは反省点です
・乾燥時間が短かったかもしれない
・ドライヤーの冷風を使えば違ったかもしれませんが
ネット情報では「自然乾燥が最適」ともあり、
対応に迷いました。
事前知識が不十分だったことが悔やまれます。
今なお、時々、ゴーストタッチ現象が起きるため、
一旦電源を切ることで対応していますが、
早急に恒久対策を検討しなければなりません。
< 企業におけるリスクマネジメント>
今回は個人的な失敗例でしたが、
企業においてもさまざまなリスクが存在します。
事前に リスクに対する影響度や優先順位、
その対応についての事前知識が必要です。
リスク回避・低減・移転・受容(保有) の
視点を持つことが重要であり、
さらに 初期対応・応急措置・恒久措置 を
迅速に取れるよう備えましょう。