魅は与によって生じ、求によって滅す
前号では、あるボランティア・プロジェクトの
次期の長を引き受ける決断をしたという話を
書きました。
長として人に助けてもらえる人になるための
要素は色々あると思うのですが、その中の一つに
「人としての魅力」を高める努力もあると
思っています。
そんなことで、次期の長にチャレンジするに
あたって、もう一つ頭にあったことがあります。
それが、タイトルにある
「魅は与によって生じ、求によって滅す」
という言葉です。
これは無能唱元(むのう しょうげん)禅師と
いう人の言葉で、家に本が一冊あり、
それに大きく書かれている言葉です。
細かいことは、つぶさには覚えて居ない
のですが、
与える人になれば、魅力が増え、
求める人になれば、魅力が減少する。
与えられるものは、大きく5種類あり、
金銭・待遇はその一つに過ぎない。
他は全部無形のものである。
というような内容でした。
私が今度、長として引き継がせてもらう
プロジェクトは、金銭報酬はゼロです。
無形の与えられるものをたくさん
与えられるようにしようと思ったのです。
「無形の与えるもの」はどんなものがあるでしょうか?
・所属感がある
・つながりを感じられる
・頼られている喜び
・成長を実感できる
・認められる喜び
・喜んでもらえる喜び
・助けてもらえるありがたさ
・厳しい時に支えてもらえる安心感
・状況を分かってもらえている安心感
・共感してもらえる
・笑い
・リラックスできる
・関心をもってもらえる
・自分が大事にしていることを大事にしてもらえる
などがあるでしょうか?
具体化すれば、もっとあるでしょう。
これらのものを
・与えられる自分である
・与えあえるチームにする
ということがポイントではないか?
と思っています。
チームSKMや、人が輝く経営実践会、
その他コミュニティでも同様ですが、
このプロジェクトでも、そういったこと
にチャレンジしたいと思っています。
「魅は与によって生じ、求によって滅す」
あなたは、何を与えられる魅力的なリーダーになりますか?