会議・ECRSのE

一昨日の、「シーンとする会議の処方箋」
という雪山さん記事からの流れで、
会議の生産性について触れています。

会議に限りませんが、
「生産性を上げる」には順序があります。

製造業などでは、生産性をあげる
原則として「ECRS」というものがあります。

E:Eliminate なくす
C:Conbine 一緒にする
R:Rearrenge 順序を変える
S:Simplify 簡単にする

何より重要なのは、
「E:なくせないか?」
の問いです。

他はどんなに頑張っても、
元が100として時間が50%になったり、
10%まで減らせたりというレベル
ですが、「なくす」は一気に0になるから
なくせるなら「なくす」が最善手です。

まず「なくせないか?」という発想
でアプローチすることがスタートです。

会議にフォーカスして「なくす」
可能性を列挙してみます。

なくす可能性の下に、
その問いの形でチェックする
ヒントもお伝えしますね。

尚、おおよそ効果が大きいもの順
にしているので、上のものから
検討してみてください。

●「会議そのもの」をなくす

(問い)
この会議は、実施して、
どんな成果があるだろうか?

やめるとどんな不具合があるだろうか?

●「会議の中の議題」をなくす(除外する)

(問い)
これは議題は議論し決定する
必要のある内容だろうか?

この議題を省いて、何か不都合があるだろうか?

会議以外の形で対処できないだろうか?
(会議は高コストの情報伝達手段です)

●「メンバー」をなくす(参加者から外す)

(問い)
彼は、この会議の意思決定に
貢献する人物か?
(発言も他の貢献もしないなら不要)

※3会議連続で発言0の人は、
 会議から外れてもらうなどの
 ルールを決めるのもやり方の一つです。

●「会議付随時間」をなくす(減らす)

「会議付随時間」は以下のようなものです。
 ・会議室の予約時間
 ・会議室に集合する時間
 ・資料を準備する時間
 ・紙の資料を出力・配布する時間
 ・後で議事録を書く時間

(問い)
リアルで集まることは、
コストも時間も掛かること。
それに見合う価値のある会議か?

紙で本当に配る必要があるだろうか?

議事録に代用して録画でどうか?

議事録は議事中に投影しながら
取って、その場で確認して配布。
会議後の時間をゼロにできないか?
(おすすめ!)

※IT活用の場面が増えますがコツは、
 自分や相手の不慣れという理由は
 最初から却下してしまうことです。
 やれば、絶対なれます。絶対です。

次回は、ECRSの「C:Combine
一緒にする」で考えてみます。

会議に限らず、あらゆるの
仕事の生産性向上で応用できる
内容です。

自然と、これらのチェックが
できる思考習慣をつけていきましょう♪