計画達成4ステージ‐4

昨日から5回連載の予定で、
計画達成のステップをお伝えしています。

今日はいよいよStep4です。

毎年、計画をつくるけれど、
作ってそれで終わってしまう。

計画は達成したりしなかったり。未達が普通。

そんな方の参考になれば幸いです。

1.達成に繋がる「計画」パート
2.やりきる「達成」パート

を更に2分割した4ステップは、
以下のものです。

Step1.正しい計画・肚落ち計画にする
Step2.実行可能な具体的レベルに落とし込む
Step3.行動と結果・見込の見える化
Step4.厳愛と慈愛の先行管理

→計画達成

Step1とStep2は、計画達成のうち、
達成する計画づくりパートでした。

Step3とStep4は、その計画を実行にし、
計画を達成していくパートです。

今日は、最後のStep4
「厳愛と慈愛の先行管理」
です。

Step3の見える化までが完了している前提です。

先行管理マネジメントの
ステップは、●パートです。

●パート1 目標達成見込と未達見込の仕分け

Step3の見える化では、
確定した実績の見える化も大切ですが、
より重要なのは、未来の見通しです。

このまま計画通りにやれば、
問題なく目標に到達するのか?

このままでは未達となる場合、
目標達成までの不足はどれだけか?

それを最初に判定します。

●パート2 未達見込の項目に集中

計画通りに目標達成するタスクは
脇によけておきます。

済んだこと・確定した実績についても、
反省材料、原因分析材料にはなりますが、
そのこと自体は、どうしようもないので、
参考情報という扱いです。

変えられない過去の事実を責めても、
詰めても担当者が疲弊するだけです。

このままでは達成にならない
項目について、変えられる未来を、
どう変えて目標達成させるか?

これにフォーカスします。

●パート3 実行計画がやり切れているか?

決めていた行動計画がやり切れているか?
チェックします。

行動計画通りにやりきっていて
目標に到達できそうにない場合は、
計画を見直す必要があります。

しかし計画通りに実行できていない
ならば、それは計画の問題でなく、
実行者側の問題です。

どうすれば実行できるのか?
しっかりリーダーと担当で話し合って、
実行できる形を導きます。

ここで妥協してはいけません。

「仕方ないよね」「忙しいしね」
などと、分かったようなこといって
お茶を濁すのは、本当の愛がありません。

「先行管理」の前にわざわざ「厳愛と慈愛の」
と「厳愛」を最初に書いているのは
意味があります。

経営計画・事業計画を達成しないと、
最終的に従業員を幸せにできません。

実行計画の実行に妥協しないことは
厳しいですが「愛」です。厳愛です。

それをやりきり、目標も達成するから
成長するし、働きがいも自信も生まれます。
生活も守れます。

●パート4 計画を見直す

議論を尽くしても実行計画が実行困難になった。
または、実行計画通りでも目標達成が
困難な場合は、計画を見直します。

例えば売上目標が未達見込の場合、
これから何が出来るかを考えます。

・客数を増やせないか?

・離反客を減らせないか?

・リピートを増やせないか?
 購入頻度を増やせないか?

・単価をあげられないか?

・一回の購入点数を増やせないか?

もっとブレイクダウンして考える
必要がありますが、しっかり考えます。

自分で出来ることだけでなく、
会社として出来ること、
社外の力を借りることも考えます。

議論を尽くして、意思決定すれば、
後は断固やり続けることです

・・・

結果を追い求める厳しさと、
頑張る仲間に寄り添う優しさ「慈愛」
がリーダーには必要です。

各担当は自分の目標だけでなく、
チームで目標達成するための
貢献の精神と行動も重要です。

One for All , All for Oneです。

(for Oneの方は計画達成のこと
 で、一人ではありません)

Step1.正しい計画・肚落ち計画にする
Step2.実行可能な具体的レベルに落とし込む
Step3.行動と結果・見込の見える化
Step4.厳愛と慈愛の先行管理

のうち、Step2~Step4をぐるぐる回すことで、
現実が経営計画・事業計画にどんどん
近づいていき、最後には「計画=結果」
になります。

最初は大変に感じるかもしれませんが、
勝ちグセの会社を創ってくことが、
成長と働きがいと幸せのある会社づくり
に必要です。

がんばりましょう!私も頑張ります!