指摘を聞いてもらえる人か?

昨日は雪山さんのママともの話から
意見を受け入れる準備ができているか?
という内容をお伝えさせていただきました。

伝える側の場づくりや、クッション言葉
の活用もとても大切ですね。

特にクッション言葉をつかえない人が
意外に多いように感じています。

クッション言葉どころか、部下がまだ
話している途中なのに我慢できず
さえぎって一方的に話をしてしまう
人も多いと思います。

私自身、せっかちというか、
相手の話が要領を得なかったり、
スローペースだったりすると、

相手の話を先読みして、さっさと
まとめてしまうことが
昔はよくありました。

今でも、その癖がゼロになったとは
いえないので注意しています。

コミュニケーションは、
伝えればOKということはなく、
相手に伝わらないと意味がありません。

しっかり、最後まで聞いて、
「アドバイスしていいですか?」
と聞いて、「ぜひ」と受け取り姿勢を
作ってもらってからアドバイスすることは、
特に意識したいことです。

今日は、それとは別の視点で、
「聞いてもらえる人かどうか?」
考えてみます。

私は某大手の銀行系研修会社で、
リーダー研修をしているのですが、
そこの部下指導の場面で、
よくこんな話をしています。

~~~ ここから ~~

皆さんが、新入社員や若手だったころ、
こんな先輩いませんでしたか?

言っていることは正論、
確かに、もっともらしく聞こえる。
けれど、口では「はい」といっていても、
心の声では「あなたには言われたくない」
と思ってしまう先輩。

逆に、アドバイスが自分にとって
本当に意味があるのか?
今の自分には正直よく分からない。

だけれど、「あなたが言うなら」と
いう気持ちになって、分からない
けれど、やってみようと思う先輩。

何が違うのでしょうか?

そして、今、あなたは、新入社員や
若手から見て、どちらの先輩でしょうか?

一緒に考えてみましょう。

~~ ここまで ~~~

こんなお話です。

場づくりも、クッション言葉も大切です。

しかし、それより大切なものが
この話には隠れています。

「あなたには言われたくない」

「あなたが言うなら」

この差は、何から生まれると思いますか?

自分はドチラ寄りでしょうか?
どうすれば、「あなたが言うなら」
により一層近づくのか?

是非、考えてみてみましょう。