出来ない体験・歯がゆい体験は豊か
先日、私が社外マネージャーをやっている会社で
メンバーが仕事に対する想いやビジョンなど
を語る時間をもちました。
そこで私にとっても大きな気づきになった
ある方の発言がありました。
正確な表現は覚えて居ないのですが、
おおよそ、以下のような内容でした。
ーー 概要 ーーー
私も一定の年齢になって、
今までやってきたことであれば、
だいたい特に意識しなくても出来ることが
普通になってきている。
しかし、このチームに参加することになって
新しいことにチャレンジすることになって、
思うように出来ないこと、
貢献を十分にできない歯がゆさ
などに向き合っている。
辛いところもあるけれど、
出来る側から物事を見ることに
慣れてしまっていた私にとって、
出来ない側からものごとを観る、
出来ない側を体験することは、
学びであるし、とても豊かなことでもある。
行動しないと始まらないので、
小さなことからでも、
出来ることを一つ一つやっていきたい。
ーー ここまで ーーー
リーダーである私達は、日常的な業務
においては、メンバーより優秀なことが
多いと思います。
優秀だからリーダーになったわけです。
それは、悪いことでないのですが、
モノゴトの見方が、出来る側からの
一面的な見方になっていないか?
注意したいと思ったのです。
出来て当たり前。
出来ない事が分からない。
なんでそんなことできないの!??
やる気あるの?
そんな風に万事なってしまうと、
出来ない人、これから出来るようになる人
の気持ちが分からなく、寄り添うことが
出来なくなってしまうと思ったのです。
出来ないことが良いわけではないし、
出来ないことを正当化するものでもないです。
しかし、メンバーに成長を求めつつも、
出来ない立場の気持ちに寄り添えることも
チームには大切ですね。
私達リーダーは、今やっている仕事であれば、
だいたい出来ると思います。
なので、新しいことにチャレンジしましょう。
そこで出来ない体験、歯がゆい体験、
出来るようになる体験をすることで、
リーダーとしての奥行きが生まれる
と思います。