干支(かんし)という時流に乗ってみる

企業は環境適応業です。

現在を取り巻く環境だけでなく、
時流(時の流れ)をつかむことも大切ですね。

向かい風の時に攻めれば、少ない力で成果が
出るでしょうし、追い風の時は頑張っても
なかなか前に進めないということがあると思います。


中国の古典「列子」では、
「時を得るものは栄え、時を失うものは滅ぶ」
とありますが、

同じように時を見る中国古代から続き、
日本にも根づいている知恵が「干支」です。


今年はへび年ですが、
正確には十干十二支(じゅっかん、じゅうにし)
です。


この干支(かんし)で見ると、
今年は乙巳(きのとみ)年ですね。


元旦のメルマガでも、
上村さんが少し触れましたが、
もう少し触れてみたいと思います。


色々な流派で諸説あるようですし、
大まかに捉えてもらえればと思います。


2025年の干支は乙巳(きのとみ)です。
(正確には旧暦なので2月4日以降です)

「乙」は十干の2番目に位置し、以下の意味があります。

– 木の陰のエネルギーを表す

– 草木の芽が曲がりくねって生える様子を象徴

– 柔軟性や協調性を表す

– 新しい改革や創造の歩みを進める意味合い



「巳」は十二支の6番目で、次の特徴があります:

– 蛇を表す。冬眠から目覚めて地上に出てくる生き物を象徴

– 新しい生活や活動の始まりを意味する

– 豊穣や金運、医療、再生のシンボル



以上から、乙巳の年は、以下のような特徴を持つ
とされているようです。


– これまでの努力や準備が実を結び始める、具体的成果が現れ出す


– 再生や変化を繰り返し柔軟に発展、挑戦や創造的活動が促進される

– 焦らず粘り強く取り組む姿勢、紆余曲折を経ても目標に向かう力が試される

– 在来の因習的生活に終止符、新しい精神で新しい生活を切り開く機会

– 知的好奇心が高まり、学ぶことを楽しむ、物事の本質を見抜く能力が強化

– しなやかに伸びる草のように、環境や状況に柔軟に対応し成長する

– 翌年(丙午)に向けての力を蓄える年、大きな変革の前触れとなる可能性

 



さて、これは、本当にそうなのか?
どう解釈するのか?で何とでも言えるのでは?

という意見も当然あると思います。


私は、信じる信じないというより、
過去2千年以上、言い継がれてきたことには
なんらかの英智があるのではないか?

と思っているのと、

これをどう自分に活かすかは自分次第
という風に考えています。


仮にこういう時流があるとして、
それを自分の人生や仕事にどう上手く
活かしていくのか?と考えてみてはどうか?
と思っているのです。


例えば、「脱皮しない蛇は滅びる。」という
ニーチェの言葉がありますが、
2025年は今までの自分から脱皮する年にしよう!

堅い木は強風で折れることがあるが、
柳に雪折れなし、草は風で折れない。
今までの自分に固執しすぎないで、柔軟性
をもって、変革の年にしよう!


こんな風に、一年のスローガンを立てて見て、
実行してみてもよいのではないでしょうか?


現実にできるか否か?は最終的に、
言動をコントロールできる自分次第です。