「ジョブ・カード」って、みなさんご存じでしょうか?

チームSKMの吉田です。

本題に入る前に、

 

本当暑い日が続きますね

熱中症対策されていますか?

 

今週の佐々木さんのブログにも詳しく

紹介されていましたが

2025年6月1日から

職場による熱中症対策が義務化されました

 

また、この7月は厚生労働省による

「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」

重点取り組み期間となっています。 



そして、今週の労働安全週間でも取り組みされた

企業も多かったのではないでしょうか



厚生労働省では 様々な熱中症のパンフや、

動画を色々サイトに挙げられていますので

是非、活用してみてください



では本題に戻ります



【ジョブ・カード】 実は私、これまでに

2回ほど記入し、活用したことがあります。



正直、ちょっと面倒だなと思いましたが…

記入した理由は、教育訓練給付金の手続きに

使用するためでした。

 

でも記載してみると、

 

「職業経験の棚卸」

「職業生活設計」

「職業能力の見える化」など、

 

ジョブ・カードがもたらすメリットを体感しました。



ジョブ・カードは「キャリアシート」とも呼ばれ、

生涯を通じたキャリア・プランニング と

職業能力証明 の役割を果たすツールです。



「ジョブ・カードの種類」

主な様式は以下の3種類です:

  1. キャリア・プランシート
  2. 職務経歴シート
  3. 職業能力証明

この3つで 1セットです。



ジョブ・カードを記載するための

「補助シート」というものもあります。

 

これには「ライフラインチャート」も

記載できます。




ところが、上記で紹介した「ジョブ・カード」は

世間にあまり知られていないのです



厚生労働省が2025年6月27日に発表した

 

「令和6年度 能力開発基本調査(事業所調査)」によると、

ジョブ・カードの認知状況は以下の通りです:

 

・内容を含めて知っており活用している: 1.9%

・内容を含めて知っているが活用していない: 18.5%

・名称は聞いたことがあるが内容は知らない: 40.9%

・名称を聞いたことがなく、内容も知らない: 38.5%

 

事業所向けの調査結果なので、回答者は少なくとも

人事担当者かその関係者でしょう。

 

それでも、ジョブ・カードを「知っている」と

答えた事業所は「知っているが活用していない」を

合わせても20%程度

 

認知度低いですね。

 

私はジョブ・カードはキャリア開発の要と

思っています。

 

そのまま活用しなくとも

・1on1ミーティング

・セルフ・キャリアドック

 (健康診断の人間ドックのキャリア版)

 

・CDP

(キャリア・デベロップメント・プランニング)

・スキルマップ

・人材育成計画 等

 

教育制度等の人事諸制度にも関連付けることができます。

 

多くの企業ではジョブ・カードに似たツールを

「キャリア開発シート」や「自己申告書」

「チャレンジプラン」などで名称を変え

運用されていると思いますが

 

(私も30年前に人事担当として導入経験あり)

 

もし、形骸化、マンネリ化しているのであれば

あらためて、最新のジョブ・カードを

キャリア開発の制度化、ブラッシュアップの

ヒントにしてはどうでしょうか?