「このままではまずい」が、人を動かす
チームSKM 上村です。
前回に引き続き「人が変わるきっかけ」
というテーマで書いていきます。
前回は、人は「変われ」
変わらない人は、単に怠けているわけではなく、
今の安心安全を守ろうとしている。
だからこそ、まずは否定するのではなく、
その人が何を守ろうとしているのかを見ることが大事ではないか。
そんな話でした。
今回は、そこから一歩進めて、
外部の脅威による変化
について考えてみたいと思います。
やはり人が変わる最初のきっかけとして多いのは、
「このままでは無理だ」
と思うような出来事だと思っています。
たとえば、
管理職になって、
結婚や出産によって、生活の優先順位や価値観が大きく変わった。
若くして大切な人との別れを経験し、時間の有限性を痛感した。
旦那さんの転勤によって、
こういった環境の変化は、本人にとってかなり大きな負荷です。
ただ、その負荷があるからこそ、
今のままでは安心安全が守れなくなる時がある
人は安心安全を求めるから変化を嫌がる。
でも、今のままでは安心安全が守れないと思った時、
今度は変化することで安心安全を確保しようとする。
つまり、変化そのものが目的なのではなく、
安心安全を守るための手段が変わるのです。
今までは、変わらないことが安心安全だった。
でも、ある時から、変わることが安心安全になる。
この体験をした時に人は大きく動き始めるのだと思います。
ただし、ここで注意したいことがあります。
外部の脅威があれば、必ず人が変わるわけではありません。
変われずに潰れてしまう人もいます。
変わることからとことん逃げることで、
脅威が強すぎると、人は挑戦ではなく防衛に入ります。
私自身もそうでした。
環境が変わったからといって、
むしろ、変わろうとしたけれど、
だから、組織においても、
「少し危機感を持たせれば人は変わる」
と単純に考えるのは危険です。
危機感だけでは、人は動けない
危機感は必要です。
でも、危機感だけでは人は動けません。
昔、大きな失敗をして、
家族を守るために、
頑張っても認められなかった経験が、
だとしたら、その人に対していきなり、
「逃げるな」「もっと頑張れ」「変われ」
と言うことは、本人にとってはかなりしんどい言葉になります。
まずは、
自分はなぜ逃げてきたのか。
本当は何が怖かったのか。
何を守りたかったのか。
そこを丁寧に見ることが必要なのだと思います。
そして、そのうえで、ほんの少しだけ行動してみる。
誰かに正直な気持ちを話してみる。
1日だけ試してみる。
小さな役割を引き受けてみる。
そんな小さな実験が、
「自分は変われるかもしれない」
という自己信頼につながっていきます。
リーダーの関わり方
リーダーや周囲の人にできることも同じです。
無理に変えようとするのではなく。
否定しない。
問いかける。
安心して逃げられる場も用意する。
「無理だったら戻ってきてもいい」
「失敗しても存在価値は変わらない」
「少しだけ試してみたらいい」
そんな場があるからこそ、人は安心して前に進むことができます。
変化は、誰かによって変えられるものではありません。
ただ、「変わってもいいかもしれない」
そこに寄り添ってくれる誰かの存在があると、




