成功か?挑戦中か?
おはようございます!
“働き甲斐”と“業績”を同時に高まる
新3K(高幸福・高付加価値・高収益)
の幸せ増幅企業づくり、
あなたのビジョン実現を支援する
感動経営コンサルタント 佐々木千博です。
四月前半ということで、今日も
某社の新入社員研修です。
何社か研修に行かせていただく中
で、訪問先企業の学生の理解力・
地頭の良さ、を感じています。
しかし、地頭がよく、力があると
思うだけに残念なことが
一つあります。
それは、、、
能力より姿勢の方が大事
ケーススタディなどの課題を
提供すると本当にスピーディー
によく分析してくれるのですが、
各社に共通する課題も発見しました。
大きくは二つです。
一つは、目的志向が弱いということ。
全ての仕事は、誰かのお役に立つ
ことで成立しています。
これが仕事の目的です。
なので、すべての仕事は、相手の
お困りごとや、願いを知ること
から始まるはずです。
しかし、それをすっ飛ばして
与えられた情報だけでさっさと
“処理”してしまう傾向があります。
もう一つは、自分の枠を超える
勇気が少し少ないことです。
仮に10の力があるとします。
折角10の力があるのに、
7か8くらいで程々にやってしまう。
苦手なこと、間違うかもしれない
ことに踏み込んでこない傾向が
あるのです。
力があるので、ほどほどには
出来してしまうのですが、
これでは、力は伸びません。
能力よりも、目的志向の考え方
と取り組む姿勢に、私は彼らの
伸び代を感じるのです。
優秀な作業者になるな!
目的志向の不足については、テスト
のように全て情報が与えられて、
それを解くことに慣れ親しんで
しまっていることが理由だと思います。
これは現場で、場数を踏むことで
ある程度解消すると思いますが、
とにかく「優秀な作業者」
にならないで!と伝えています。
作業者の仕事は、早晩、AIなどに
とってかわられることが
ほぼ確実だからです。
処理能力に、人の感性・想像力を
掛け合わせて創造的な仕事をして
欲しいと思っています。
成功 or 失敗ではない!
更に課題だと感じてるのが、
後者、自分のできる範囲内で
取組もうとする姿勢です。
挑戦スピリッツ、10の力で
11・12に挑む姿勢のみが、
成長を加速させます。
挑戦する人には、壁が現れますが、
その壁を超える時に成長する
ことが出来ます。
いずれにせよ、新人のうちは、
いくら地頭優秀でも、実務では
10年選手には勝てません。
であれば、重視されるのは、
取組み姿勢ではないでしょうか?
一生懸命がんばる人は、
期待してもらえ、成長機会も
多く与えられることでしょう。
頭を打つことも多いかもしれません
が、直接経験から多く学び、
アドバイスもサポートも
得られやすいことでしょう。
最初の地頭力の差など、
取り組み姿勢の差が積み重なると
あっという間にひっくり返される
ように思います。
追っかけるべきは、
失敗しないことでなく、
目先の失敗に憶することなく、
挑戦し続けることです。
そこで、ある新入社員研修の
結びはこんな言葉でしめました。
「皆さまに、失敗はない。
あるのは成功か挑戦中だけです。」
この話は、新入社員に限りません。
中堅・ベテランになると、
余計に忘れていること、
惰性で仕事してしまうことも多い
のではないでしょうか?
老若男女とわず、
成功か挑戦中かしかない世界で
ワークライフ、充実させたいものです。