本気の背中
シンコーメタリコンの話、お伝えしたいことは、本当に色々あるのですが、
一旦、今回で連載は最後にしたいと思います。
最終回は、「勇将のもとに弱卒なし」ではありませんが、社長が先頭を
走るから、会社が前に進むというお話です。
シンコーメタリコンでは、ものづくり補助金やサポイン
(戦略的基盤技術高度化支援事業)という国の施策に自社の能力を高めるために積極的に挑戦しています。
特にサポインは、難易度が高く、社長が挑戦しよう!と言った時は、
誰もが“ウチでは無理だ”と思ったそうです。
しかし、今や3回も採択される企業になった。3回も採択される会社は
あまり聞かないそうです。
はじめての挑戦では、技術部門等の担当者に任せきることなく、
締切前日の深夜まで社長も一緒に取り組んだそうです。
しかし、採択はされなかった。
“あんなに頑張ったけど、やっぱり…”
と従業員の方は思ったと思います。
が社長は諦めなかった。
そして2年目に採択を勝ち取った。
もし2年目にあきらめていたら、
今の会社はなかったことでしょう。
社長の自社の可能性を信じる力と、先頭を走るその背中が、従業員の
心に火を灯し、可能性を開花させたのです。
シンコーメタリコンは、社長のユーモアや従業員愛、
アイデアやストリーテリング力、先頭を走る本気の背中が、
3K職場・離職率40%の会社を、女性の社内結婚率50%の会社・
滋賀県で一番大切にしたい会社賞・黄綬褒章受賞者3名の会社に変えました。
「経営の良し悪しは、経営者で99%決まる」といいますが、まさにそれを
体現されていると学びました。
何より、そんな経営をする立石社長がとても幸せに見えました。
あなたも機会あれば、是非訪れてみて下さい。