一番重要な業務の線引き
生産性向上が言われて久しいですが、
生産性向上を考える時に
まずすべきことが、
現在の業務の洗い出しと仕分けです。
業務の分け方は、様々なフレームワーク
で示されるように、色々な分け方が
ありますが、有名なものの一つが、
「7つの習慣」で取り上げられた
・重要・重要でない
・緊急・緊急でない
の4象限で分けるものです。
よく、
・重要かつ緊急なもの
誰でも頑張る。
・重要だが緊急でない
ここをやり切れるかで差が出る
・重要でないが、緊急
省力化・効率化する
・重要でなく、緊急性もない
やめる
といった話が言われます。
まったく、その通りです。
しかし、この四象限に分ける前に
明確にしておくべきことがあります。
これを曖昧なままにして
四象限にわけても、おそらく
仕分けが不十分になったり、
実行徹底が甘くなって成果が出にくいでしょう。
明確にすべきは、
最重要な業務の線引き基準です。
その基準は、
何が重要で、何が非重要か?の基準です。
御社は、何をもって重要と判断しますか?
それは、なぜ重要なのですか?
この問いに明確に、答えられる状態
になっていないと業務仕分けを成功させ、
生産性をあげることは出来ないでしょう。
業種・業態問わずに一般的なことを
大きな区分で書けば、
・社風・人財育成、ビジネスモデルや
事業・商品開発に繋がるものは
中長期的に最重要
・利益・キャッシュ確保に直接的に
つながることは短期的に最重要
とは言えると思います。
では、今、そのドチラが我が社で
より重要なのか?
それぞれをブレイクダウンした時
に、我が社では何が重要なのか?
それを、議論ししっかり見極める
必要があります。
重要なことを、しっかりやりきれば
成果がでるのはある意味当たり前です。
明暗を分けるのは、
何が重要か?の意思決定
と
その実行・改善徹底力
です。