新幹線に個室復活!二極化から考える選ばれる理由づくり
チームSKM 佐々木千博です。
新幹線に、23年ぶりに個室ができる。
そんなニュースを見て、私はぜひ一度は乗ってみたいと
思うと共に、チームSKMメンバーの一人、のり鉄のさっしー
の顔も思い浮かべていました。
そして、私は少しビジネスのことも考えました。
これは単なる「豪華な座席が増えます」
という話ではなく、サービスの二極化の一つの表れです。
今回のニュースの具体的な内容は、以下のようなものです。
JR東海が2026年10月1日に始める「Supreme Class」は、
個室型の上級サービス。照明、空調、シート、
東京―新大阪では1名用で42,
移動手段の新幹線が「自分だけの上質な時間」
https://railway.jr-central.co.
一方で、世の中には逆の流れもあります。
できるだけ安く、できるだけ手軽に。
広告が入ってもよいから動画配信は安く見たい。
スタッフが常駐していなくてもよいから、
多少サービスが簡素でも、目的地に着ければよい。
今、消費者は単に「高いものを買う人」と
「安いものを買う人」に分かれているのではありません。
同じ人が、場面によって使い分けているのです。
出張の帰り、
でも家族旅行ではLCCやお得な切符を探す。
普段の食事は節約する。
でも週末には、少し高くても心が満たされる店に行く。
コンビニの雄、セブン‐イレブンも、
上質ニーズには「セブンプレミアム ゴールド」、
経済性ニーズには「セブン・ザ・プライス」。
同社は、消費傾向として「上質」と「経済性」の
二極化が進んでいると言ったことを説明しています。
https://www.sej.co.jp/company/
ここで、中小企業の経営者やリーダーが考えたいことがあります。
それは、
「うちは高級路線で行くべきか、低価格路線で行くべきか」
という単純な二択ではないということです。
本当に問うべきは、こちらです。
お客さまは、どんな時に、なぜ、私たちを選ぶのか?
安さで選ばれるなら、安く提供できる仕組みが必要です。
セルフ化、標準化、予約導線の改善、業務のムダ取り。
これは立派な戦略です。
品質は並以上、その上でオペレーション・エクセレンスを実現し、
低コスト化、スピード化を実現し差別化することは非常に高度な
戦略と実行体制・実行力が求められます。
一方で、高くても選ばれるなら、価格以上の意味が必要です。
安心できる。任せられる。自分のことを分かってくれる。
面倒なことを引き受けてくれる。
少し元気になれる。
これも、立派な戦略です。
危ないのは、その真ん中です。
中途半端な状態です。
価格はそこそこ高い。
でも、体験は普通。
サービスも普通。
説明も普通。
そして社内では「うちは昔からこれでやってきた」と言っている。
この状態が、いちばん苦しくなります。
お客さまから見ると、選ぶ理由がない。
中小企業が大手に勝つ道は、
「この人たちには、どうしても自社が必要だ」
そう言えるお客さまを決めることです。
そして、その人たちにとっての“不便”や“不安”や“面倒”を、
誰よりも深く理解することですね。
高級な個室をつくれ、という話ではありません。
お客さまにとって、あなたの会社が
「ここまで分かってくれるのか」
と思える場所になっているか。
そこに、これからの中小企業の勝ち筋があります。
価格を上げる前に、価値を言葉にする。
値引きする前に、ムダを削る。
サービスを増やす前に、誰の何を助けるのかを決める。
順番がとっても大切。
間違えると失敗する。
新幹線の個室は、遠い大企業の話に見えて、
しかし、御社のお客様も使っているサービスの話です。
お客様にとっては、大企業も中小企業も100%関係ない話です。
自分の欲しい時に、欲しいものを提供してくれるか?だけです。
実は私たちにこう問いかけているのかもしれません。
あなたの会社は、“安いから選ばれる”のか。
それとも、“あなたに頼みたいから選ばれる”のか。
参考までに、その他、二極化事例も2つほどご紹介しますね。
■ANAとPeachをスタイルに応じて使い分ける
https://www.ana.co.jp/ja/jp/
■動画配信サービス:顧客は「多少不便でも安い」か「
https://ictr.co.jp/report/
*********
■イキイキ働きたいカッコイイ大人のベースキャンプ「
https://s-kando.com/service/




