「よう言うてくれたなぁ」 ~その一言が、会社の未来を変える~
チームSKM 中川です。
今日も、ゆるーくやってまいります。
どうぞよろしくお願いします。
先日、日本政策金融公庫から送られてきた
「調査月報」を読んでいて、
とても心に残った言葉がありました。
https://www.jfc.go.jp/n/
「悪い知らせが組織を救う」
なるほどなぁ……と思いました。
会社では、毎日いろんなことが起こります。
お客さまからのクレーム。
現場でのミス。
納期の遅れ。
売上の低下。
社員同士のトラブル。
そんなとき経営者や上司は、
「もっと早く言ってくれたらええのに」
と思いますよね。
そして、つい、
「なんで言わんかったんや!」
と言ってしまう。
そのお気持ち、ようわかります。
でも、
ここでちょっと考えてみたいんですよ。
問題は、
「なぜ言わなかったのか」ではなく、
そもそも
「言える会社だったのか?」
ということです。
■「なんで言わんかったんや」がつくるもの
部下が勇気を出して、
「実は、ちょっと問題がありまして……」
と報告してきた。
そこで、
「なんでもっと早く言わんかったんや!」
と言われたらどうでしょう。
部下の頭には、
「やっぱり言わんほうがよかった」
「次はもう少し様子を見よう」
「自分で何とかしてから言おう」
という記憶が残ります。
そして次に問題が起きたとき、
報告がさらに遅くなる。
小さな問題が大きくなってから、
「なんで言うてくれへんかったんや!」
……これでは悪循環ですよね。
■最初の一言を変えてみる
では、悪い知らせを聞いた瞬間、
何と言えばいいのでしょう。
「そうか。よう言うてくれたなぁ」
まずは、これ。
問題がなくなったわけでも、
ミスを許したわけでもありません。
大切なのは、
「報告してくれたこと」と
「起きた問題」を分けること。
まず、
「知らせてくれてありがとう」と受け止める。
そのあとで、
「さて、どうする?」
「一緒に考えよう」と問題に向き合う。
「一緒に」という姿勢も、
ものすごく大事だと思います。
言葉だけでなく、
隣に座って一緒に考える。
それだけでも、
部下の受け取り方は大きく変わります。
■悪い知らせほど早く上がる会社へ
会社にとって本当に怖いのは、
問題が起きることではありません。
問題が起きているのに、
経営者が知らないこと
です。
現場では誰かが、
「ちょっとおかしいな」と気づいている。
でも、
言えば怒られる。
評価が下がる。
面倒なことになる。
そう思えば、
人は黙ります。
だからこそ、
「よう言うてくれたなぁ」という一言が大切になります。
これは単なる優しさではありません。
悪い情報ほど早く上がってくる
心理的安全性や報告文化をつくる、
経営者のマネジメント行動だと思います。
会社の風土は、
立派な経営理念や制度だけでつくられるものではありません。
日常の、
ほんの一言からつくられていきます。
「なんで言わんかったんや」
と言われる会社では、
人は悪い情報を隠すようになる。
「よう言うてくれたなぁ」
と言われる会社では、
悪い情報ほど早く上がってくる。
たった一言。
されど一言です。
経営者や上司が、
悪い知らせを聞いた瞬間に、
最初に何と言うのか。
そこに、
その会社の本当の姿が表れるのかもしれません。
だから私も、
悪い知らせを聞いたときほど、
「お~、よう言うてくれたなぁ」
と言える人でありたいと思います。
あなたは、
どちらの言葉を使っていますか?
「なんで言わんかったんや」
それとも、
「よう言うてくれたなぁ」
会社の風土を変えるのは、
案外、こんな小さな一言からなのかもしれません。
こうした何気ない一言の積み重ねが、
組織の風土をつくる。
さんよし会では、そんな日々の関わり方も含めて、
『いい会社』『いい組織』とは何かを探究しています。
その積み重ねが、
「いい社会」につながっていく。
そんな場を目指しています。
ぜひ一度、遊びにいらしてください。
それではまた。
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