「愛され力」と「チャンスを掴みに行く力」

チームSKM 上村です。

先日、とある20代の若者の物語から、
「愛される力」と
「チャンスを掴みに行く力」
この二つについて考えさせられました。


若者との出会いと宮城への誘い

彼と出会ったのは、約1年前。
奈良で開催された、とある著者のトークイベントでした。
たまたま近くの席になり、イベントが終わった後に話をして、
そのまま食事に行くことになりました。

彼は東京から来て、日帰りだったので
時間も限られていました。
もっと話したいと思うようになり、
それ以降も時々オンラインで話すようになり、
仕事のこと、将来のこと、これからやってみたいことなどを聞いていました。

奈良で話しかけたのも、彼がとても素直で真っ直ぐだったから。
食事に行った後も、それ以降も連絡をしたいと思ったのも、熱くて面白い人だったから。

彼が海外での仕事に興味があったので、
宮城にいる海外協力青年隊の経験のある知り合いをオンラインで紹介しました。
それも、彼が「夢」を語ったから、それを応援したくなったからです。

そんな彼を、今回私が宮城に行くタイミングで誘ってみました。
そしてその海外青年協力隊経験のある人に直接会わせたいと思ったからです。

「一緒に来る?」と一言かけた。
すると、本当にやってきました。

そして私が宮城で別の方と会う予定があり、
「一緒に来る?」とそこも誘ってみた。
そこにもやってきました。


夢を語る若者におとずれた数珠つなぎ

そして、そこでも彼は今考えている「夢」を語りました。
そうすると、その知人から秋田で面白い活動をしている経営者を紹介してもらいました。

彼は当初、秋田に行く予定などありませんでした。
それでも、「せっかくだから行ってみます」
と、そのまま即答。

宮城から東京に帰らずに秋田へ向かいました。
そして秋田で、その経営者が運営するシェアハウスに滞在します。
そこでまずは予定していなかった共同創業者の方と話す機会を得たようです。

自分がこれからやりたいこと。
東京で始めるのか、地方で始めるのか。
地域にどんな場所をつくりたいのか。

そんな話をすると、
「だったら、もっと面白い人たちに会った方がいい」
と言われ、また別の人を紹介されました。
翌日には、もともと会う予定だった経営者とも話をされました。

すると今度は、
「今晩イベントがあるから、一緒に来る?」
と誘ってもらう。

さらに話をしているうちに、
「あなたなら、この人にも会った方がいい」
と、別の地域で古民家事業やインバウンド、
コミュニティづくりをしている経営者を紹介してもらう。

その場ですぐ連絡を取ってもらい、
翌朝9時に会うことが決まりました。
数日前には存在すら知らなかった人と、翌朝には直接会って話をする。
まさに「数珠つなぎ」です。


愛される才能

この話を単純に、
「運がいい若者だな」「フットワークが軽いな」
で終わらせてはいけないと思っています。

なぜなら、彼を見ていると、チャンスが集まってくる理由があるからです。
それは、愛され力です。
ここでいう愛され力とは、話がうまいとか、
誰とでも仲良くなれるとか、そういう意味ではありません。

人の話を素直にキラキラしながら聞く。
分からないことを素直に聞く。
感謝や思っていることを素直に伝えてくれる。
自分の想いや夢を等身大で語る。
興味を持ったら、「もっと教えてください」と言える。
紹介してもらったら、本当に会いに行く。
そして、何かしてもらったら、きちんと感謝を伝える。

だから周りの大人たちも、
「だったら、あの人にも会わせたい」
「この人も紹介してあげたい」
と思うのでしょう。

愛され力とは、
「この人を応援したい」と思ってもらえる力
なのだと思います。


チャンスを掴みに行く力

そして、もう一つ彼をみていて思うのが、
チャンスを掴みに行く力です。
チャンスというのは、「訪れるもの」だと思われがちです。

でも実際には、チャンスは目の前に来ても、そのまま通り過ぎていくことの方が多い。
「また時間ができたら」
「もう少し準備してから」
「突然行ったら迷惑かもしれない」
そう考えているうちに、扉は閉じてしまいます。
今回の彼は違いました。

「秋田に行ってみたら?」
と言われたら行く。

「この人に会ったら?」
と言われたら連絡する。

「明日の9時なら会える」
と言われたら予定を組み替える。

もちろん、何でも勢いだけで動けばいいわけではありません。

でも、
「ここだ」と思った瞬間に、一歩踏み出せるか。
この差は、とても大きいと思います。
この話の直後に彼はzoomで私にこんなことを言ってくれました。

「行動している時の方が、自信が湧きます」

とてもいい言葉だと思いました。

普通は、
「自信がついたら行動する」
と考えがちです。

でも、これは逆なんです。

行動する。
人に会う。
知らなかった世界を知る。
また動く。

すると少しずつ、
「自分にも何かできるかもしれない」
という感覚が育っていく。

自信があるから動くのではなく、動くから自信が生まれる。

そんなことを、彼の姿から感じています。


偶然を物語にするのは本人

そして、この物語にはさらに前があります。
彼が今回、宮城まで来たことにも私とのきっかけがある。

しかし、私と出会ったイベントへ参加したことにも、
さらに前のきっかけがあったことを話しながら思い出したようです。

学生時代、ある経営者から
「今のうちに、たくさん本を読んだ方がいい」
と言われたことをきっかけに、毎週本を読み、感想を書くようになったそうです。
(ちなみにその経営者さんも私も5年ほど前に出会い、大きな刺激を受けた人です)

それによって本が好きになった。
本が好きになったから、あの日のトークイベントに参加した。
そこで私たちは出会いました。
一つひとつを見ると、小さな出来事かもしれません。

でも後から振り返ると、
一つの行動が、何年後かの大きな出会いにつながっている。
人生とは、本当に不思議で偶然の連続かもしれません。
ただし、その偶然を物語にしているのは本人です。

誘われても行かなければ、何も起きない。
紹介されても連絡しなければ、何も起きない。
出会っても、自分から思いを語らなければ、次にはつながらない。

だから彼は、
「運がいい人」ではなく、「運をつなげる人」なのだと思います。

そして、そのために必要なのが、
人から応援したいと思ってもらえる愛され力と、
目の前に現れた縁に飛び込めるチャンスを掴みに行く力。
この二つなのではないかと彼の行動と変化を見て感じました。


チャンスをいつ掴みに行きますか?

皆さんの周りにも、きっと小さなチャンスはたくさん転がっています。
「今度会いましょう」
「この人紹介しますよ」
「一回来てみたら?」
「こんなことやってみない?」
その言葉を、
「またいつか」
で終わらせていないでしょうか。

人生を変える出会いは、
最初から「人生を変える出会い」という顔をして現れてくれるわけではありません。
ただの食事だったり、
一冊の本だったり、
一通の連絡だったり、
「行ってみませんか?」
という何気ない誘いだったりします。

だからこそ、
人との縁を大切にすること。
そして、
心が少し動いたら、一歩動いてみること。

その一歩の先には、今の自分には想像もできない物語が待っているかもしれません。

彼は今、多くのすごい人たちに出会って、私のことなんてもう忘れているかもしれません(笑)

そんなことはありませんでした。
「上村さんが繋げてくれたきっかけです」と言ってくれました。

私自身、彼のような物語が生まれるきっかけを、
これからもっとたくさんつくっていきたいと改めて思いました。


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