チェックリストは誰のため?

おはようございます♪

「仕事は個性と長所を活かし、
自他物心を豊かにする最高の活動」。

それを実現する個が輝くNo1企業づくりを、
共感自動の組織づくりと
マーケティングで支援する

感動経営コンサルタント
佐々木千博です。

人は皆、人生経営の経営者。
全員、黒字経営になってほしい。

会社経営は、掲げる旗印に集う
人生経営者を輝かせ、増幅させて
黒字にするもの。

このメルマガでは、
そんな、人生経営と会社経営を共に
黒字にするヒントをお届けしています。

チェックリストは誰のため?

リピート率98%(2回以上行く人の割合)の
ディズニーランド。

もちろん魅力的なキャラクターや
楽しいアトラクションもポイントですが、
何よりリピーターを生み出す秘訣は
キャスト(一般的に言う従業員の方のこと)の
ホスピタリティ・サービスにあると言われています。

ディズニーには、
そんな素敵な従業員(キャスト)を育てる
文化と仕組みがあります。

例えば新入社員教育における
教育の定着確認する方法が特徴的です。

新入社員研修での知識習得度合いを測る方法として、

・テストを実施する(ペーパーテスト、実技テスト)

・チェックリストでセルフチェックしてもらう

・少し時間が経ってからフォローアップ教育をする

などいくつかのやり方があると思いますが、

ディズニーランドでも導入教育の最後に
チェックリストがあるそうです。

しかし、ディズニーのチェックリストは
一般のチェックリストと少し異なります。

キャストの卵たちが
導入研修後で学んだこと理解できたかを
チェックするわけではありません。

このチェックリストはトレーナー(教える人)
のためのチェックリストなのです。

どのように活用するかと言うと、
導入教育が終わった後に、
トレーナーが受講者に聞くそうです。

『今まで学んだことを振り返って
みようと思うけれど、分からないところは
分からないと正直に教えて欲しい。

私の教え方伝え方が充分だったか
どうか確認したいんだ 』

そういったことを伝えて、
これこれについてはどう?
あのことはどう?
と聞いていくわけです。

そして自分が適切に受講生の方に
お伝えできたのかチェックします。

つまり、ディズニーのチェックリストは、
受講生の理解度テストするためのものではなく、

トレーナーの教え漏れを発見し、
受講生には漏れ抜けなく
学んでもらうためのツールなのです。

同じチェックリストでも
考え方が全く異なることがわかると思います。

私はよく研修で「伝える」と「伝わる」
は全く違うと言っていますが、
”伝わっていないのは伝える側の問題である”
という考え方が浸透しているといえます。

全て自責で捉えるからこそ人は
反省し成長することができます。

その姿勢だからこそ、
ディズニーランドという舞台に上がった時に、
お客様を感動させるホスピタリティを
発揮することができます。

御社はチェックリストを
どのように使われていますか?