部下指導での定着率を高めるコツ2
おはようございます。
社長の経営力が3倍になる
右腕・リーダー育成で、
一人当たりの稼ぎが
毎年伸びる会社、
社長も従業員も幸せな会社
を実現を支援する
感動経営コンサルタント
佐々木千博です。
右腕・リーダーを育て、
事業で成果を出すためのポイント
理念を核とした逞しい社風づくりと、
成果を導くマーケティング、
を中心にお伝えしています。
★部下指導での定着率を高めるコツ2
先日、とあるご支援先にて、
経営幹部の方から、
こんな相談がありました。
『部下に指導するのだが、
何回も同じようなことを聞いて来て、
指導に時間が取られて大変』
何度も指導しなければならない
ということは、指導が部下に定着
していないとも言えます。
定着が遅れれば遅れるほど、
部下の成長も遅れ、
会社の成長も遅れます。
定着のためのコツとして、
昨日は、その場で説明させて
理解度を確認しましょうという
ことをお伝えしました。
今日は「忘却曲線対策」です。
人間は忘れる生き物です。
エビングハウスの忘却曲線という
ものが有名ですが、
これによると人間は
1時間後には56%忘れ、
1日後には74%忘れ、
1週間後には79%忘れるそうです。
つまり忘れるのは、
その人が怠慢なのではなく、
人間はそういうものということです。
忘れていない人というのは、
忘れないのでなく、自主的に
思い出したり、メモを見返しているだけです。
それを自然としない人は、
上記の割合で忘れます。
対策は一つ。
「復習させる」ことです。
エビングハウスの1時間、1日、
1週間を目安に、聞いてみます。
1時間後
「少し前に話した〇〇のやり方
もう一度確認させてもらえますか?」
1日後
「昨日の話、他の人にも説明してもらえる?」
1週間後
「この前の話、ちょっとマニュアルに
まとめておいてくれる?」
質問や依頼は上記の通りでなくて
よいですが、それとなく確認するのです。
そのたびに、理解の再確認ができたり、
忘れていることに気づいたりして
どんどん定着度が上がります。
次に同様のことが起きた時には
定着しいているので、質問される
確率はグッと下がります。
指導した部下まかせにせず、
同じ轍を踏む前に、
強制的に復習機会をつくりましょう。