人事システムで何が一番大切?

今日は人事システムについて触れます。

人事システムは主に、

1)採用
2)配置
3)評価
4)報酬
5)育成
6)退職(人はいつか必ず退職します。出口戦略として重要)

のような要素がありますが、
この中で、どれが一番大切だと思いますか?


(ちなみに、この選択肢を無視すれば、
 人事システムのコアは「人財像」の定義だと
 個人的には思っています。)



勿論、どれも大切です。
なので強いて言えば、何が大切か?
という問いです。


先日、この内容について
仲間と議論になったのですが、

私は、採用は戦略、育成は戦術と思っていて、

戦略の誤りは戦術では補いがたいので「採用」
が入口でもあるし肝腎との立場で最初いました。

しかし、よくよく考えると、

経営理念やビジョン→それを実現する人財像
 →その人財を評価できる評価制度


評価を起点に、一貫性をもって、
採用、配置、報酬、育成を設計する。



と考えた方が、シンプルに理解できるよね。
評価の設計が大事だよね♪
となりました。


中小企業経営の現場では、

社長が全員を見れていて、
その判断で上手くいっている会社もたくさんあります。
(逆に変に制度を形だけ入れておかしくなる会社も)。


しかし、多くのケースで評価制度として定まっていなくても、

理念や行動指針がしっかり浸透されていて、

これが行動判断や評価とリンクしている中小企業で
上手くいっていると感じています。


さて、あなたの会社には評価制度はありますか?
理念やビジョンを実現するためのものに
なっていますか?


評価と採用、配置、報酬、育成は一貫性がありますか?


今一度、チェックしてみてください。



PS.人事には、労務管理等もありますが、
  ここでは、理念・ビジョン実現のための
  戦略人事に限定して触れています。