AIスキルの向上に会社として取り組んでますか?

4月29日の日経新聞に、
『三菱商事、AIスキルの資格取得を管理職要件に
  全社員必修へ IT業界以外に拡大』

という記事が載っていました。

2027年度から人工知能(AI)資格の取得を
管理職の昇格要件にするそうです。
いずれは役員を含む5000人超の全社員に資格「G検定」
の取得を義務付けるそうです。
日本企業で社員にAIスキルを求める動きが本格化してきた
とあります。

他社の動きも表でまとめられていました。
企業名をあげると

・クボタ
・サッポロHD
・キリンHD
・ニトリ
・長谷工

などが載っていました。

30年には全社員の5~10%をデータサイエンティスト
などの専門人材に近い水準の知識を持ち、
ほかの社員との会話で橋渡しができるレベルの人材にするそうです

ちなみに三菱商事は、「TOEIC」や簿記も
一定レベルの取得を求めているそうです。


クボタは米マイクロソフトと連携し、
全社員約5万2000人に生成AIの使い方などの教育。

サッポロHDは全社員約6000人を対象に
「プロンプトエンジニアリング」の基礎研修を開始。

とのこと。

米ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)の24年調査では、
日本で生成AIを日常的に業務利用している人は従業員で16%、
管理職では31%といずれも主要国・地域で最低とのこと。


さて、これを見て、どう感じますか?

大企業だから。。。という発想をしている
中小企業の方がいたら、それこそ大損失です。


なぜなら、一般的に生成AIは、
大企業・中小企業の垣根がないからです。

勿論、何か大きな自社物流システムに組み込んで・・・
という話なら経営資源の大きな大企業中心の話
になるかもしれません。

ですが、一般に生成AIを使うコトに関しては、
企業規模は関係ないです。


そして、もっと大きな社会の潮流があります。
それはもう半世紀以上前からドラッカーも
言っていることですが、知識労働社会では、
メンバーこそが財産です。

それがAI社会でますます顕著になります。

生成AIを使えるリソースのある企業と
そうでない企業があるのではなく、
生成AIを使えるメンバーがいるか?いないか?
だけなのです。

生成AIのリソースは平等。
それを引き出せる人と、引き出せない人
がいるだけなのです。
その差は1.2倍ではなく10倍などの差になるでしょう。


私がコンサルしている企業でも、
営業の質とスピードを倍化させるために
生成AIを積極的に使うトレーニングをしています。


企業規模は一切関係ない、
あなたのチームのメンバーの向き合い方と
AIに使われず使う能力開発だけの問題です。


まだまだ間に合います。

始めるのにコストはゼロです。
出来ることから、触っていきましょう。