ほめ達って、“何でもポジティブ”なんでしょ?
チームSKM 水村です。
今回はほめ達に対してよくある誤解と、
それに対する本当の内容をお送りします。
「ほめ達って、何でも前向きに考えるんですよね?」
ほめ達(一般社団法人 日本ほめる達人協会)の話をすると、
時々こんなふうに言われることがあります。
たしかに、「ほめる」という言葉から、
いつも明るい、ネガティブ禁止、嫌なことも全部プラス変換、
常に笑顔、怒ってはいけない。
そんなイメージを持つ人もいるのかもしれません。
でも実は、これは少し違います。
むしろ、ほめ達は“無理にポジティブになること”
私は感じています。
例えば、嫌なことを言われた時。
理不尽な扱いを受けた時。
失敗して落ち込んだ時。
そんな時に、
「全部前向きに考えなきゃ!」
「感謝しなきゃ!」
「これはチャンスだ!」
と無理やり思い込もうとすると、
かえって苦しくなることがあります。
人間なのだから、落ち込む時はあります。
イライラする時もあります。
それを「ネガティブになってはいけない」
と自分を押さえ込むと、自分の感情を
否定することになってしまいます。
ほめ達は、決して“感情を消す”考え方ではありません。
むしろ、「そう感じた自分」を認めたうえで、
その出来事の中に価値を見つけていく考え方に近いと思っています
例えば、仕事で厳しい指摘を受けた時。
その瞬間は普通に落ち込みます。
「悔しい」
「嫌だった」
「なんでこんな言い方を…」
そう感じるのは自然なことです。
でも、そこから少し時間を置いて、
「この経験から学べることはあるだろうか?」
「この出来事にどんな価値があるだろう?」
と考えてみる。
すると、
改善点が見えた。
相手の立場を考えるきっかけになった。
自分が大切にしたい価値観に気づいた。
そんな“意味”が見えてくることがあります。
これは、“無理やりポジティブ”とは違います。
嫌なものを「最高!」と言い換えることではなく、
その出来事の中に価値を見つけることなのです。
ここまでは以前もこのメルマガで書かせていただきました。
また、「ほめ達は、何でもほめればいいんですよね?」
という誤解もあります。
これも少し違います。
例えば、危険な行動をしている人に対して、
「あなたらしくていいね!」
だけで終わってしまったらどうでしょうか。
それでは、相手の成長や安全につながらないこともあります。
本当に相手を大切に思うなら、
必要な時には伝えるべきことがあります。
ただし、それは人格否定ではありません。
「ダメな人間だ」ではなく、
「ここを改善するともっと良くなると思う」
という“未来に向けた関わり”です。
ほめ達の「ほめる」は、“甘やかし”ではなく、“価値発見”。
だからこそ、相手の可能性を信じて伝える、
という関わり方も含まれているのです。
こちらも「ほめっぱなしの罪」
ここからは新しい内容です。
「ほめ達の人って、
と思われることもあります。
でも、私はそうではないと思っています。
静かな人には、静かなほめ方があります。
大きなリアクションをしなくても、
「ありがとうございます」
「助かりました」
「それは大変でしたね」
という一言だけで、人を温かくすることはできます。
むしろ、“テンション高くほめなければいけない”
と思うと、苦しくなる人もいます。
でも、本当はもっと自然でいい。
相手の価値に気づき、それを伝える。
その方法は人それぞれなのだと思います。
そして、もう一つ大きな誤解があります。
それは、「ほめ達は“良いところしか見ない”」というものです。
でも実際は、課題や問題を見ないわけではありません。
むしろ、現実はちゃんと見る。
課題も見る。
失敗も見る。
うまくいっていない部分も見る。
そのうえで、
「それでも、ここにはどんな価値があるだろう?」
「この人の可能性はどこにあるだろう?」
と考える。
これが、ほめ達の視点に近い気がしています。
私は以前、「ポジティブでいなければ」と思い込みすぎて
疲れていた時期がありました。
ネガティブな感情を持つ自分を責めていたのです。
でも、ほめ達を学ぶ中で、
「ネガティブを消す」のではなく、
「価値を見つける」という考え方に出会い、
かなり気持ちがラクになりました。
落ち込んでもいい。
イライラしてもいい。
ただ、そのまま終わるのではなく、
「この経験にはどんな意味があるだろう?」と問いかけてみる。
その習慣が、少しずつ心の向きを変えてくれるのかもしれません。
ほめ達は、単なる“ポジティブ思考”ではありません。
無理に明るく振る舞うことでもありません。
人や出来事の中にある価値を見つけ、
そして、その視点によって、
私は、そんな学びなのではないかと感じています。
*********
■イキイキ働きたいカッコイイ大人のベースキャンプ「
https://s-kando.com/service/



