「何を言うか」より「誰が言うか」

チームSKM 水村です。


皆さんは、人に注意やアドバイスをする場面はありますか?


仕事でも、家庭でも、認定講師として活動していても、
「これは伝えたほうがいいな」と思う場面は少なくありません。

 

そんなとき、多くの人は、

「何と言えば相手に伝わるだろう?」

と考えます。

 

もちろん、言葉選びはとても大切です。

 

しかし、それ以上に大切なことがあるように感じています。

 

それは、

「何を言うか」より、「誰が言うか」

ということです。

 

例えば、いつも明るく、楽しく、
ポジティブな雰囲気で周りと接している人がいます。

 

相手の価値を見つけることが自然にできる人。

笑顔で話を聞く人。

「いいですね」「面白いですね」と、まず相手を受け止める人。

 

そんな人が改善点を伝えると、不思議と相手は素直に耳を傾けます。

 

もちろん、伝え方も工夫されています。

「それではダメです。」


ではなく、

「こうするともっと良くなりますね。」

「次はこんな方法も試してみませんか。」

「私はこうすると、うまくいきました。」


というように、未来へ向かう提言へと言葉を変えています。

 

相手を責めるためではなく、
相手の成長を願っていることが自然と伝わるからです。

 

仮に、その場でうまく言い換えられなかったとしても、
普段から築いてきた信頼があります。


「この人は私のことを思って言ってくれている。」


そんな安心感があるので、相手は必要以上に傷つきません。

 

一方で、普段から否定的な言葉が多かったり、相手の価値を見つけるより先に
欠点を指摘することが多かったりする人がいます。

そのような場合、どれだけ内容が正しくても、
相手は不快に感じてしまうことがあります。


「言っていることは正しい。」


それでも、


「この人から言われたくない。」


そう思われてしまうのです。

 

これは決して、内容が悪いからではありません。
普段の関わり方が、その一言の受け取られ方を決めているからです。

だから私は、注意やアドバイスの技術を磨くこと以上に、
普段どんな雰囲気で人と接しているかが大切なのではないかと思っています。


これは、ほめ達(一般社団法人 日本ほめる達人協会)
やほめ達認定講師だけの話ではありません。

 

会社でも同じです。


部下から信頼されている上司は、注意をしても
「期待してくれているんだな」と受け止めてもらえます。


後輩から慕われている先輩は、少し厳しいことを言っても、
「自分のために言ってくれている」と感じてもらえます。


一方で、普段ほとんど認めることがなく、
会うたびにダメ出しばかりしている人が
突然アドバイスをしても、相手の心には届きにくいものです。

 

人は、言葉だけを聞いているのではありません。

 

その言葉の背景にある、その人との関係性も一緒に受け取っています。

 

だからこそ、ほめ達には、


「まずほめよ、あとはそれから考えよ」


という教えがあります。

 

日頃から価値を見つけ、相手を認め、笑顔で接し、前向きな言葉を積み重ねる。

その積み重ねがあるからこそ、本当に必要なときの一言が相手の心に届くのです。

 

私たちは、注意をする技術ばかりを学びたくなります。

 

しかし、本当に磨くべきなのは、注意の技術ではなく、
「この人の話なら聞きたい」と思ってもらえる
自分自身なのかもしれません。

 

楽しく、ポジティブな雰囲気をつくること。


相手の価値を見つけること。

普段から笑顔で接すること。


こうした何気ない積み重ねが、「何を言うか」以上の力を持ちます。

相手を変えようとする前に、自分はどんな雰囲気をまとっているだろう。

自分の言葉は、「この人から言われるなら素直に聞ける」と思ってもらえるものだろうか。

 

そんなことを振り返る機会を持つことが、
ほめ達としての成長にも、職場で信頼される上司や先輩への成長にも
つながっていくのではないでしょうか。



*********
イキイキ働きたいカッコイイ大人のベースキャンプさんよし会」
https://s-kando.com/service/sannyoshikai