労働衛生週間を「マンネリ化活動」で終わらせないために
チームSKM 吉田です。
本日10月3日は、
厚生労働省が主催する
「全国労働衛生週間」(10月1日~7日)の
まさに真っただ中です。
昭和25年に始まって以来、
今年で77回目を迎えるこの活動(週間)は、
職場の安全衛生意識を高める歴史ある取り組みとして
定着しています。
今年度のスローガンは、
「ひとりひとりが貴重な人材 心も体も健やかに
みんな生き生き健康職場」と掲げられています。
私も企業時代は衛生管理者の立場で 毎年活動しておりました。
これまでも
「攻めの経営戦略としての健康経営」や
「日々の観察と声かけ」
「職場・家庭での健康管理」といったテーマを
取り上げてきました。
今回は、これまでとは少し視点を変えて
「衛生週間と健康経営の関係性」や
「他社の生の声から学ぶ方法」について少し触れたいと思います。
<「守り」の労働衛生と「攻め」の健康経営は両輪である>
「労働衛生」と「健康経営」は、一見似ているようで
アプローチや国の管轄が異なります。
労働衛生(厚生労働省)は労働安全衛生法に基づき、
作業環境の整備やストレスチェックなどを通じて従業員の
不調や事故を防ぐ「守りの基盤」です。
一方で健康経営(経済産業省)は、従業員の健康増進を
企業成長や生産性向上のための「攻めの投資」
健康経営の真の目的は「企業の永続的な発展」なのです。
しかし、この2つは決して別モノではありません。
土台となる「守り」の安全衛生管理が疎かであっては、
いくら先進的な「攻め」の健康施策を打ち出しても
十分な効果は得られません。
つまり、10月の衛生週間は、自社の「守り」の基盤を総点検し、
それを日々の「攻め」の健康経営へとアップデートするための
絶好の契機(機会)なのです。
<制度づくりから「他社のリアルな事例」を参考に展開する>
健康経営を推し進める際、
「何から手をつければよいか分からない」
「自社に合った施策が見つからない」
そこでおすすめしたいのが、自社の中だけで悩むのではなく、
他社の具体的な活動や工夫に目を向けるアプローチです。
例えば世の中には、全国各地で健康経営に
取り組む企業のやり方や成果をインタビュー形式で
まとめた「ボイスレポート」のような
事例集・レポートが公開されています。
(先般生命会社さんのご講演で紹介されていました。)
社内の制度構築だけでなく、実際に働く人の
「生の声」や「効果実感(コミュニケーション向上や
離職率低下など)」が紹介されており、
自社と同じ規模や業界の先進事例を簡単に見つけることができます
大掛かりな設備投資を行わなくても、
「朝礼での健康確認」や「病気治療と仕事の両立支援」
「高年齢社員への配慮」など、
他社のリアルな工夫を知ることで、自社で明日から
真似できるヒントが見えてきます。
<ひとりひとりを活かす職場づくりへ>
今年の衛生週間のスローガンにもある通り、
これからの時代は「働くひとりひとりが貴重な人材」です。
メンタルヘルス対策や過労死防止はもちろん、
多様な働き方に寄り添う両立支援などを通じて、
全員が生き生きと働ける環境を整えることが求められています。
10月1日~7日の衛生週間を単なる「ポスターを貼って
終わる1週間」にするのではなく、他社のボイスレポートなどを
参考にしながら、自社独自の健康経営のストーリーを
描き出すスタート地点にしてみませんか。
職場の健康は、企業経営における最も価値ある
「見えない資産」なのです。
他社の取り組みを知り、自社に合った一歩を
考えることが、これからの経営者に求められる
健康経営の第一歩です。
さんよし会でも、健康経営にかかわらず
こうした実践事例を共有しながら、
経営者同士で学び合う場を提供しています。
ぜひ、ご参加ください。
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