新しいチャレンジはぎこちない?
金属加工会社の主に工場長向けに
月1回研修を行っているのですが、
そこで、こんな質問を先日もらいました。
ーーー 質問の概要 ーーーーー
研修で学んだことを実践しようと
笑顔を意識するようにしている。
そして、美点凝視で、出来るだけ部下を褒めるよう
心がけている。
しかし、自分でも何だからぎこちない
不自然なように感じているが、
どうすれば自然にできるようになるか?
ーーー ここまで ーーーーーー
私は以下のように答えました。
「最初、ぎこちないのはいいことですね。」
成長には4つの段階があります。
(1)出来ていないことが自覚できていない
(無意識・無能)
(2)出来ていないことが自覚できている
(有意識・無能)
(3)意識すれば、出来るようになる
(有意識・有能)
(4)意識せずとも、自然に出来る
(無意識・有能)
(5)意識せずに出来ることを、
意識すれば出来るように再言語化する
(有意識・有能 レベル2)
ここで(4)が一人前、(4)→(5)は
指導者になるために必要なプロセスです。
さて、いきなり、
無意識・無能の人が、研修などで学び・気付いて
無意識・有能になることはありません。
研修で、「あっ」と有意識・無能になって(成長して)
実践を通して、有意識・無能→有能になっていく。
その過程は意識してやるので、
ぎこちないのは普通なのです。
多少無理するので、ぎこちないのは普通で、
ぎこちなくもない程度にしかやっていない
なら、あまり変わっていない可能性が高いのです。
意識してやろうとしているということ、
なので、いいことですね♪
と、この成長プロセスと共にお伝えしました。
とても安心されたようでした。
何かをやるときに、ぎこちない、不自然、
違和感がある、、、、
これは必ずしも×では、ありません。
そのうち、これらは解消されて、
無意識・有能に近づいていきます。