価値観を見つけるのが苦手な人へ

前号で価値観の話を少ししました。

価値観を理解することは、
自分の働く源泉に触れることは、
働きがいの面でも、大変な時のふんばり
にもなるので、とても重要です。


ですが、慣れていない方は、
最初、なかなか難しいです。


ですが、誰でも価値観を理解しやすい
いい方法があります。


それは、自分の「嫌い」
を書き出してみることです。


例えば、
自分が嫌いなこと、イライラすること
自分が嫌いな行動、許せない行動
自分が嫌いなタイプの人


こういったことを書き出してみてください。


例えば、私なら

嫌いなこと
・目的のない仕事、意図の分からない仕事
・やり直し、二度手間
・人が決めた枠組をなぞること
・細かい作業

嫌い(苦手な)人
・怒りやイライラを出す人
・重箱の隅ばかり突く人
・他責の人
・ネガティブな人

などがあります。


これらは、価値観を踏みにじられていたり、
価値観の反対だったりするから、
嫌いだったり、イライラしたり、
許せなかったりするわけです。


これを反転してみると価値観に近いものが
でてくることがあります。


私の先の例をもとに出すと、

・目的が大事
・最短距離で効果的にやりたい
・自分で枠組をつくりたい
・グランドデザイン重視

・感情に振り回されないことが
 オトナとして大切
 (感情を否定しているのではないです)
・グランドデザイン、戦術より戦略重視
・自責であることが大事
 (自分の人生や決断に責任を持つ)
・意志としての楽観主義であることが大切

という、私の価値観にそったものが
出てきます。



この方法は、企業の人財像を設定する上でも
有効で、なかなか人財像を言語化するのが
難しいというときは、

ビジョン実現を妨げる人のタイプ
をあげてみる などすれば、
人財像を考えることが前に進みやすいです。


自己理解の助けに、嫌い・イライラ・許せない
を書き出してみる。

やってみてください。