強みを伝える
チームSKM 上村拓也です。
先日リーダーシップ研修の中で
次のようなお話をさせていただきました。
「自分より大きな何か」に
「自分の最も高い強み」を使うことが
「意味のある人生」となり、
感じられる幸福感が増す。
これは、セリグマン博士 という
アメリカの心理学者の方の言葉を
引用させていただいたものですが、
やはり人は自分の強みを活かすことが
自身の自己肯定感にも繋がりますし、
社会に貢献できる価値も
相対的に高いものを提供できます。
結果、更に自己肯定感も高まります。
そして研修の中で、
各リーダーがそれぞれの「強み」をどう活かすか?
というテーマで対話をいただいたのですが、
その中で「ストレングスファインダーの34の資質を見て、
自部署のメンバーにこれだと思った強みを言葉にして送る」
という取組をされているリーダーの方がおられました。
部下からは喜んでもらえたようです。
部下にとっては客観的な強みを知ることも出来ますし、
それが自分の強みだと以前から認識していた強みであれば
それが強化されます。
またその上司からの言葉に
「その強みを伸ばすための方法」や
「その強みを活かしてほしい業務や期待」
なども書かれていると、
自身の行動や学びの動機付けや指針にもなります。
もう1つの効果としても「承認」効果があります。
承認にはいくつか種類があり、
例えば目標数値の達成、プロジェクト成功の評価などの「
そこに至るプロセスや行動を褒める「行動承認」
以前より業務スピードがあがった等の成長を褒める「成長承認」
そして「そこにいること、そのもの」を認める「存在承認」です。
これは例えば、「〇〇さん、おはよう」
「ちょっと元気なさそうだけど何かあった?」
と普段から気にかけて見ている事を伝える承認です。
この強みを伝えるという行為は
「しっかりとこの人は私のことを見てくれているんだ」
という「存在承認」になり、
部下との関係性が深まる効果もあります。
ぜひともリーダーの方々は
メンバーの強みを観察して
伝えてみてはいかがでしょうか。