失敗できるフィードバックはありますか?

日本で一番大切にしたい会社大賞 審査員特別賞
を受賞されており、私の身近に知る限り、
もっとも理念を磨き続けてこられた、
長坂養蜂場様でのベンマーク研修会を昨日
まで行っていました。

ありがたいご縁を頂いて、一緒にベンチマーク
研修会を共催させていただいて4年となりますが、
固定的な人が輝くいい会社でなく、
進化成長し続けるその様にも、
多くを学ばせて頂いています。


色々、お伝えしたいことはあるのですが、
今日は、共育(一方的に教育するのでなく、
伝える方も、受け取る方も共に育てあう)
でのやりとりを一つ紹介したいと思います。


長坂養蜂場には、ブラザー・シスター制度
というものがあります。

一般的にいうと、トレーナー(育成者)と
トレーニー(被育成者)ということですが、
自分で意思決定できる大切さ、
失敗できる環境の大切さを
再確認しました。



長坂養蜂場では、上司に相談することなく、
自分で意思決定が求められる場面が多く
ありますが、自分で判断できない時は、
先輩に相談することになります。


先輩をNさん、
後輩をSさんと仮にします。


Nさんは経営理念や行動指針に基づいて、
判断する場面があります。

一例をあげます。



ある時、
あるご愛顧頂いていたおばあちゃんが、
ソフトクリームを買い求められ、
「いつもの250円のソフトクリームください」
と言われました。

実はそのソフトクリームは
少し前に300円に値上がりしていました。

このような状況の時に、
あなたがレジ係だったら
どうしますか?

A)300円に値上がりしたんです。
  といい、300円請求する。

B)その場は250円で承る。
  ※伝わってなかったのは私達の問題。
  ※後で、300円をご案内する。


A)は普通ですね。
でも、おばあちゃんに恥をかかせたり、
ガッカリさせたりするかもしれません。

B)にすると、もしかすると
おばあちゃんは恥をかかず喜んで
くれるかもしれません。
ただし、後ろに並んでいるお客様に、
あの人だけずるいって言われるリスクは
あるかもしません。


こんな時に、普通のお店ならA)一択かも
しれませんが、長坂養蜂場では意思決定が
求められます。


仮に B)を選んだとします。

そして結果として、後ろのお客様が
私も250円にしてと言ってきて、
上手く説明できなかったとします。



その時に、指導員に事後報告した時、
「なんでそんなことしたんだ!」
と言われたら、今後はお客様のためでなく
叱られない最低限の対応しか
できなくなるでしょう。

このな場面で、ぶんぶんファミリーの
指導員なら、こんなやりとりをします。

「おばあちゃんのことに寄り添って、
 工夫してみたの、いいね。
 でも、〇〇の方が、もっと良かったね」


これなら、次もよりよいチャレンジ
の意思決定ができますね♪



一番大切なのは、何も起こさないこと
ではなくて、挑戦して成功したら良し♪
失敗してもそこから学び成長したら良し♪
にすることですね。


部下育成の時の時の伝え方、
振り返って見てくださいね。