なぜ“いい情報”は街の寿司屋に集まるのか

チームSKM 中川です。

今日は、ゆるーくやってまいります。

どうぞよろしくお願いします。

 

先日、久しぶりにお寿司屋さんへ行きました。

カウンターで大将と雑談をしていると、
ふとこんなことを感じました。

 

「質のいい情報って、
こういう場所に集まるのかもしれないな」と。

 

大将との何気ない会話の中で、
いろいろな話が出てきました。

 

例えば、こんな話です。

 

「燃料費が上がるから、これから寿司ネタは値上がりするよ」

「2年前くらいから、ノリが手に入りにくくなっているんだよ」

「冷凍冷蔵の運送サービスがないと、この商売はやっていけない」

 

いずれも、大将が市場で仲買人と交わす会話から得ている情報です。

 

なるほどなあと思いながら聞いていました。

 

さらに、こんな話も出てきました。

 

このお店は三代目の大将なのですが、
かまぼこは先代の時代から
小田原の「籠清(かごせい)」と決めているそうです。

 

創業1814年。
200年以上続く老舗です。

そのかまぼこの値段は、
この10年間ほとんど変わっていないそうです。

 

ただ、あるとき先方から連絡があり、
「申し訳ありません。今回、20円だけ上げさせてください」
と、わざわざ連絡が入ったとのこと。

 

こういう話は、
なかなか表には出てきません。



もう一つ、面白い会話がありました。

 

その場にいた常連さんと見えるお客さんが
こんな話をしました。

 

「近所に魚屋さんができたんですよ。
 列がずらーっと並んでいますよ」

 

それに対して、大将は

「へぇー」と一言。

そしてこう続けました。

 

「でもね、レジが一つしかないらしいよ。
 魚を一匹売りしていて、それを料理に合わせてさばくから時間がかかるんだって。
 うちのお客さんが言ってたよ。」

 

それを聞いたお客さんは

「なるほど、それで並んでいるのか~」

と納得していました。

 

こういうやり取りから生まれる情報。

これはおそらく、
オンラインではなかなか手に入りません。

 

私はその話を聞いて、少し気になりました。

「本当にそうなのかな?」

と思い、

実際にその魚屋さんに行ってみることにしました。

 

平日の昼下がり。

お客さんは、まばらでした。

 

確かに、レジは一つ。

魚は一匹売りと切り身の併売。
お寿司のほか、総菜も販売。

 

そして魚は新鮮で、
近所のスーパーより少し安い。

店員さんの声掛けも、
いかにも魚屋さんらしい元気な感じでした。

 

私はこう解釈しました。

並ぶ理由は
単純に「レジが遅い」だけではない。

 

・新鮮さ

・価格

・人の温度

・お店の雰囲気

 

そういったものが重なって、
人が集まる店になっているのだろうと。

 

ここで私がやっていたことは何か?

 

それは
情報の「確からしさ」を
自分の目で確かめること、です。

 

寿司屋で交わされた会話が本当なのかどうか。

 

そしてその寿司屋は

「確かな情報が集まる場所」なのか。

それを確かめていたわけです。



もし、これを「質のいい情報」と呼ぶならば、
次に考えるべきことは一つです。

こういった情報は、どこに集まるのか。


今回の例で言えば、
ある意味、お寿司屋さんは

「情報ステーション」

でした。

 

・常連さんがいる。
・気軽な会話がある。
・身の回りの出来事をつい話したくなる。

そんな場になっていたのです。

 

少し乱暴な言い方をすると、

どんなに素晴らしい商品を作っていても

どんなに美味しい食事を提供していても

 

それを誰にも伝えなければ、
この世の中に存在していないのと同じ
と言ってもいいかもしれません。

 

これは、私たちのビジネスでも同じです。

SNSが普及し、
誰でも無料で情報を発信できる時代になりました。

情報の出し手は確実に増えています。

 

一方で
受け手としての私たちはどうでしょうか。

「どこに質のいい情報があるのか」

そんなことを
探し続けてはいないでしょうか。

 

オンラインコミュニティに参加したり
YouTubeを登録したり
公式LINEを追加したり。


面白そうだなと思って
ポチッと登録する。


でも気がつくと

 

なんとなく流し見
少し早送り
手元では別のことをしている。


そんな経験も
少なくないかもしれません。


目的もなく流れてくる情報を
ぼーっと見ている時間。


それはもしかすると
今の自分の状態そのもの、
なのかもしれません。

 

そしてこれは、
情報の出し手としての自分にも
問いを投げかけます。

 

発信すること自体が
目的になっていないだろうか。

 

発信したあと、

「何をしてほしいのか」

「どうなってほしいのか」

そこまで設計できているだろうか。

 

そんな
私自身への戒めにもなりました。

 


まとめ


情報の受け手としては

・鵜呑みにしない
・咀嚼する
・自分の目で確かめる
・その場に足を運ぶ

そして頭で整理する。

 

一方、

情報の出し手としては

「ぜひ聞きたい」

「行ってみたい」

「会ってみたい」

そんな具体的な行動につながる
きっかけを届けること。

 

さんよし会も、
単に情報が流れる場所ではなく
情報が“集まる場所”


そんな場になれたらいいなと
改めて感じました。

 

また皆さんと一緒に、
いい情報が集まる場所を
作っていけたら嬉しいです。


今日も三方未来よしで。

それではまた。