その一言、本当に今、伝える必要がありますか?
チームSKM 水村です。
皆さんは、人に注意をしたくなることはありませんか。
仕事でも。
家庭でも。
友人との会話でも。
「それは違うな。」
「その言い方は良くないな。」
「今、言ったほうが本人のためになるかもしれない。」
そう思う場面は、誰にでもあると思います。
もちろん、相手の成長を願って伝えることは、とても大切です。
しかし、その前に一つだけ考えたいことがあります。
その一言で、相手はこれからも安心して過ごせるでしょうか。
最近は「心理的安全性」という言葉を耳にする機会が増えました。
安心して意見を言える。
失敗しても挑戦できる。
そんな環境づくりは、とても大切だと言われています。
しかし、心理的安全性は、「思ったことを何でも言っていい」
「私は正直に言うタイプだから。」
「安心感がある関係だから、これくらい言っても大丈夫。」
そんな考え方になってしまうと、
気づかないうちに相手の安心感を壊してしまうことがあります。
本当に大切なのは、自分が言いたいかどうかではなく、
相手がどう受け止めるか。
ではないでしょうか。
例えば、楽しいイベントの最中。
一生懸命頑張った直後。
仲間と笑い合っている時間。
そんな場面で突然注意を受けたら、どんな気持ちになるでしょう。
内容が正しかったとしても、
「また何か言われるかもしれない。」
そんな不安が残れば、
だから私は、注意をしたくなったときほど、
「今、このタイミングなのだろうか。」
「この言葉で相手は前向きになれるだろうか。」
「相手の楽しさや安心感を失わせてしまわないだろうか。」
そんなことを自分自身へ問いかけます。
そして、どうしても伝える必要があるなら、
できる限り未来につながる言葉へ言い換えたいと思っています。
「それはダメです。」
ではなく、
「次はこんな方法もありますね。」
「こうすると、もっと良くなると思います。」
「私はこんなやり方でうまくいきました。」
同じ内容でも、未来への提案になると、
相手は「責められた」ではなく、「応援してもらえた」
ほめ達(一般社団法人 日本ほめる達人協会)では、
人の価値を見つけることを大切にしています。
それは、ほめ言葉だけの話ではありません。
注意をするときも同じです。
「この人はもっと良くなれる。」
そんな期待があるから伝える。
そして、その期待が相手に伝わるような言葉を選ぶ。
そこまでできて初めて、
人望のある認定講師や、多くの人から信頼される上司・
この「一度立ち止まる」ことが自然にできています。
感情のままに反応するのではありません。
まず相手の立場を考える。
今の心境を想像する。
そして、「どう伝えれば相手が前向きになれるだろう」
と考えてから言葉を選びます。
だから、その一言は相手の心に届きます。
反対に、思ったことをそのまま口にしてしまうと、
内容が正しくても、相手には「否定された」
という印象だけが残ることがあります。
その結果、次から本音を話さなくなったり、
挑戦をためらったりすることもあります。
そもそも、注意とは「注意」
相手がより良くなることが目的です。
その目的を忘れなければ、「言うこと」よりも
「伝わること」を大切にするようになります。
ぜひ次に注意をしたくなったときは、一呼吸置いてみてください。
「この一言は、相手の安心感を守れているだろうか。」
「この一言は、相手の未来につながる提案になっているだろうか。
その問いを持つだけで、言葉の選び方はきっと変わります。
そして、その小さな違いが、相手との信頼関係を育て、
「この人と一緒なら安心して成長できる」と
思ってもらえる人へとつながっていくのではないでしょうか。
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