何かを売る前に、大切なこと ~『てんびんの詩』が教えてくれた商売の原点~
チームSKM 中川です。
今日も、ゆるーくやってまいります。
どうぞよろしくお願いします。
皆さんは、『てんびんの詩』という書籍・
経営者や営業職の方であれば、
一度は耳にしたことがあるかもしれません。
先日、新たな事業の相談をしている時に、
リーダーの方がこの書籍を紹介してくださいました。
新刊としては販売されておらず、
中古本が倍の価格で販売されています。
私はこのお話を伺い、
AIで本の内容を調べてみたところ、
「うんうん。商売って、やっぱりこういうことなんやなぁ。」
と感じました。
物語の主人公は、近江商人の跡取り息子。
父親から卒業祝いにもらったのは、
なんと「鍋のふた」一枚。
「これを売ってこい。」
しかも、
親戚にも知り合いにも売ってはいけない。
自分の力だけで売れ。
そんな厳しい課題を与えられます。
当然、最初はまったく売れません。
「いい商品ですよ!」
と一生懸命説明しても、
誰も買ってくれない。
そりゃそうですよね。
「鍋のふた」なんて、よほどのことが無い限りいらない。
欲しくないものを、
一方的に勧められても買いません。
ところが主人公は、
ある出来事をきっかけに気づきます。
「商品を売ろうとしていた。」のではなく、
「相手の役に立とう。」と考え始めるのです。
そこから行動が変わります。
・まず相手の話を聞く。
・暮らしを見る。
・困りごとを探す。
そして、
その困りごとを解決する手段として
鍋のふたを提案する。
すると、不思議なくらい売れ始めます。
売れた理由は、
鍋のふたが変わったからではありません。
自分の姿勢が変わったからです。
同じ日に、こんな体験をしました。
新しいサービスを導入した企業がある、
協業できないかといったご紹介をいただきました。
はっきり申し上げて断るのは簡単、
まずは聞いてみようと思い、お話を聴くことにしました。
すると、
先ほどの「鍋のふた」を売ろうとするようなお話が続きます。
正直に申し上げると、予想通り私には全く必要ありませんでした。
そこで、途中から聴くモードに切り替えました。
この人は、どんな人なんだろう、
このサービスは、どんな背景から生まれたんだろう、
このお客さんとなりうる人は、どんな想定をすればいいだろう..
そうすると、全く違った視点で、
聴くことができました。
まずは、
お互いの人柄や、
会社の様子、
業務の背景などをお聞きすることで、
立体的にこの方を捉えることができました。
こうして、関係性を構築した後、
気が付いたことをフィードバックさせていただきました。
最後に、ブラッシュアップした暁には、
もう一度聞いてほしい、とのお願いをされて、
私が東京に行った際、一杯やりましょう!となり、
笑顔で終了することができました。
近江商人には、
「三方よし」という有名な言葉があります。
売り手よし。
買い手よし。
世間よし。
世の中の企業はここに色々な言葉を付け加えて、
独自のものにしようとしています。
例えば、私たち佐々木感動マーケティングでは、
「三方未来よし®」経営の実現を目指しています。
私は、ここにもう一つ加えたい「よし」があります。
それは、「自分よし。」です。
自分が納得できない仕事は、長く続きません。
自分が誇れる仕事だからこそ、
相手にも喜んでいただける。
そして、その積み重ねが、
世の中を少しずつ良くしていくのだと思います。
売上や利益ももちろん大切です。
でも、それ以上に大切なのは、
「この人から買いたい。」
「この人と一緒に仕事がしたい。」
そう思っていただける自分であり続けること。
『てんびんの詩』は、
商売の物語であると同時に、
人としてどう生きるかを教えてくれる作品でした。
皆さんもぜひ一度、その世界観を味わってみてください。
そして読み終えたら、
こんな問いを自分に投げかけてみてはいかがでしょうか。
「私は、何を売っている人なんだろう。」
商品でしょうか。
サービスでしょうか。
それとも、
安心でしょうか。
信頼でしょうか。
皆さんの答えを、
ぜひお聞かせくださいね。
さんよし会では、
こうした三方未来よし®にまつわる社会づくりを目指して、
様々なテーマをご用意して皆様のお越しをお待ちしております。
明日は、特におすすめの会ですよ~
ほめ達(ほめる達人)の水村さんより
「ほめ達流 毎日がもっとラクになる見方・考え方」を
みなさんと一緒に考えます。
どうぞお気軽にお越しくださいね。
それではまた。
*********
■イキイキ働きたいカッコイイ大人のベースキャンプ「
https://s-kando.com/service/



