基準を決めれば半分決まる
昨日は常勝アーチェリー部から見る
成果を出すポイントをお伝えしました。
母校の話の最後として、
2類理数クラスの話を少し
補足して締めくくりたいと思います。
一昨日お伝えした通り、
私の育った京都府宇治市は、
基本的に頭のいい子は
私立の進学校か、立命や同志社
などエスカレーター式の付属高校
にいくケースが多かったです。
なので、宇治の公立高校は
中くらいの人が集まります。
そんな中で、公立高校にも
進学用の区分2類コースが
各公立高校に出来ました。
私のいた莵道高校は、
新参公立高校でしたが、
莵道高校2類は宇治で一番と
いう定評がすでにありました。
どんなことをしていたか?
は一昨日に書きました。
▼莵道高校にみる差別化戦略▼
https://s-kando.com/archives/5550
各施策は上記URLの記事に書いた
のですが、その肝が何であったか?
私の感じるところを
お伝えしたいと思います。
それは「基準」の設定です。
私のクラスは理数クラスだったので、
特に数学に力を入れていました。
中間テスト・期末テストが
極めて難しかったです。
私は大体いつも30点前後・・・
私は45人中40番目くらいの
落ちこぼれとはいえ、
最優秀の同級生でも満点は
取れない試験でした。
次の試験がくるまで、
合格するまでずっと再テスト。
勉強内容もチェックされます。
私は再テスト唯一の皆勤受験者。
そんな私でも、
1類(通常のクラス)の
数学テストをうければ、
ほぼ満点だったはずです。
それくらい定期テストの
中身に差がありました。
テストの難易度は違っても、
1~5の評価は1類と同じで
テストの点でつくので、
2類の学生は、内申点で
大学推薦をもらうのは
非常に困難でした。
校内におけるテスト難易度
の公平性の意識はゼロで、
基準は、私立の進学校
だったのだと思います。
色々違ったので、クラブ活動
などでは仲良いのですが、
こと勉強については、
1類のやつらからは、
「2類のやつら」と言われていました(笑)
結果、
私は落ちこぼれでしたが、
それでも現役・塾ナシで
国立大学には入りました。
同級生も上は京大、多くが
関関同立以上は基本でした。
1類は優秀な学生で関関同立です。
中学の時に父が、
「ビリでもいいから、出来るだけ
いいところに入っておけ。
結局いったところに馴染むから」
と言っていましたが、
まさに、そこでの環境と基準
に慣れた結果だったと思います。
流されがちな私の場合、
1類に行っていたら、
中の上くらいで安心して、
最高に良くて関関同立くらい
に落ち着いたような気がします。
別に大学の偏差値など、
どうでもよいのですが、
つまり、その環境がもっている「基準」で、
多くのことが決まってしまう
こともあるということです。
これは昨日の常勝アーチェリー部
でも全く同じ話でした。
話をビジネスに戻します。
社内の「基準」はどうでしょうか?
「基準」が妥協の産物なら、
きっとそれなりの結果しか
出ないでしょう。
「基準」をその業種業態の一流
に合わせていけば、今までと
違う成果になっていくはずです。
自社の色々な基準は
どうなっていますか?
・ルールを守る基準
・スピードの基準
・アウトプットの質の基準
現状の従業員を見て基準を
調整するばかりではなく、
ありたい姿での基準設定も
考えたいものです。
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