チャーチル ハワイ旅行から
ハワイからの機中で見た映画が、
ウィンストン・チャーチル。
ドイツのポーラインド侵攻に端を
発した第二次世界大戦中に戦時内閣
として首相となり、1945に総選挙敗退
するまでに、米・ソと組み戦争に
勝利した、あのチャーチルのお話。
映画の舞台は、ドイツ宥和政策を進めて
ドイツの侵攻を招いたチェンバレン首相
が退陣し、組閣してから、
フランスで英軍が敗北・孤立・全滅
しかける状況で、妥協的講和への圧力
の中で苦悩しつつ、戦い抜くことを決意
する演説をするまで。
チャーチルには、宥和の先に英国の
未来はない、戦わずして敗れた民族
に未来はないとの信念がありました。
一方で、戦うという決断が今も多くの
同胞の命を失わせ、未来の国民の命へ
のリスクを日増しに高めているとの
苦悩もありました。
その中で、悩み・決断し支持を
得るまでの物語。
かのチャーチルは、
『凧が一番高く上がるのは、
風に向かっている時である。
風に流されている時ではない。』
とも言っており、
まさにドイツ猛攻の風に向かって
歴史を創った一人ですが、
こんな言葉も遺しています。
『私が義務感と信念に基づいて
行動している限り、いくら悪口を
言われようと何ともない。 』
ドイツ猛攻の中で、有力閣僚から
厳しく問い詰められ、自身の信念
と現実の前に負けそうになりながら
も、信念を貫いた物語でした。
さて、我々はチャーチルのような
国家経営はしていませんが、
会社経営、部署経営をしている
わけです。
その経営における義務感(社会や
市場から求められるミッション)、
信念(理念)は明確でしょうか?
日本は労働人口激減の中、
特に2020年以降は一部の勝ち組と
ほとんどの生き残るだけの会社と
市場から退場する会社になると
思われます。
まさに追い風時代。
この時代に、チャーチルのような
揺るがないものが会社経営、
部署経営に求められています。
理念や価値基準はありますか?
お飾りになってませんか?
浸透させ、全従業員の判断基準
になっていますか?
一度、足元を見直してみるのも
よいかもしれませんね。